ペルソナ4 第12話「It’s Not Empty At All」

さて、12話ですね。

今回はほんとうにやられました。色々と。

アニメオリジナル展開ですね、今回の話しは。

アニメオリジナル展開でも、原作と掛け離れてる感じはしないんですよね。

オーディオコメンタリーで監督が、オリジナルな話も原作から拾ってると仰ってたんですが、今回なるほど、と思いました。

恐らくここから拾ったんだろうってのは私の勝手な解釈ですが、これかなと思ったので、その辺も書きたいと思います。

さてでは、いつものことですがネタばれありです。とくに12話がまだ放映されてない地域の方はご注意を。

今回は、二度目以降に観て気付いた事やネタばれ的な感想を文字色変えてます。そう言うの見たくない方は色の変わった所だけ飛ばして下さい。

かなり重要なネタばれありの場合は、警告してます。(犯人に関係するような事の場合のみです)

12話のネタばれ的な感想は、警告はしませんが色変えてますので。

最後に纏めて感想をと思ったんですが、途中で入れた方が分かり易いのもあるので、色を変えることにしました。

↑この色がネタばれ感想です。

感想、かなり長くなりますよー。

毎度おなじみベルベッドルームです。

星のアルカナを手に入れました。

おお、久しぶりにイゴールさんの台詞が多い!

「道のりはやがて佳境。それ故に予想だにせぬ事がいくつも待ち構えておりましょう」

「お客様の運命は節目にあり謎が解かれなければ未来は閉ざされるやもしれません。掛かる霧は深く見えても真実は一つ」

「戦いに敗れる以外にも終わりはありうる。ゆめゆめお忘れになりませぬよう」

まさかこの最後のイゴールさんの台詞が今回の話の伏線だったとは。ゲーム音源からの抽出なんで、ゲームでも言われる言葉なんですよね。

ゲームの場合は、時間切れでも終わるよ、と言う事なんですが。

TVの中に入れられた人を助ける期限があるんです。現実の世界に霧が出ると、TVの中の世界では霧が晴れて、自分から出たシャドウに殺されてしまうので。

現実の世界で霧が出る前に助けなきゃならないんですよ。雨が続くと霧が出るので、天気予報を見ながらダンジョン探索するんです。

だからもう、原作プレイしてると、ああ時間切れの事ねと思ってしまうんですよね、このイゴールさんの台詞。それを逆手に取られたって感じですよ、今回本当に。

やられました。

 

7月27日(水)。

TVの中でりせが美津雄の居場所を探しているようですね。

人型じゃなくて、クマになってるクマに陽介が「お前またその格好か」と。

クマ曰く、こっちの世界だとこの格好の方が落ち着くんだとか。

確かにゲームでも、クマはTVの中の世界だと元のクマのままの格好だったもんな。

なので陽介に言われるまで全く違和感なしでした。

美津雄の影はどうやらゲームをしてるっぽいですね。

そして来ました、ポイドクエスト。

音楽もゲームのままですね。ファミコン時代のゲーム音楽って感じなんだよなあ、これ。

このダンジョンは吃驚したよな。まさかゲームの中にゲームダンジョンが出てくるとは、ですからね。

あれ? そう言えば皆私服だなあと思ったら、27日から夏休みだったようです。

ゲームだと私服でダンジョン探索ってないんですよね、なので新鮮です。

 

ダンジョン内を探索してると、サイコロ状のシャドウが出て来ます。

こいつ、自爆するんでやっかいなんですよね……。

「目指せエンディング!」と鳴上くん。「男はみんなゲーム好き」と陽介。「女はみんなクマが好き」とクマ。

原作では確か、目指せエンディングは主人公じゃない誰かの台詞だった気はしますが、ゲームのままですね、ここも。

「ペルクマ」とクマがペルソナ初召喚。これやってみたかったらしいっです、クマ(笑)

そんな事言ってるから、背後からダイス系のシャドウに攻撃されてますよ。

クマだけで大丈夫か、多分平気だと思う。と言う事で戦闘はクマに任せて他の皆は犯人について話し合いを始めます。

容疑者は恐らく美津雄だろうと言う事になりますね。

あれ? ここでその話? と思ったらそうか。ゲームだとTVに入る前に足立を問い詰めて、美津雄が容疑者だって聞き出すシーンがあるんですが。

それなかったもんな。

だからゲームだと、美津雄だけは、助けに行くんじゃなくて、捕まえに行くだったんですよ。容疑者だから。

おいおい、クマ手伝ってやれよ~誰か。クマのペルソナが壁にバウンドして、何だか本当にゲームのように(苦笑)

美津雄は、りせの豆腐屋にも行った事があるらしいです。居ましたよね、りせの店の前に美津雄が。

雪子の所に来たのは雪子以外は覚えてるよね。

指名手配されたからTVの中に逃げたって事っすか。と完二。そう思うよなあ。

まあ今後も色々な人の話を聞く上で重要になってくるんで、連続殺人事件についてちょっと纏め。

ネタばれありですよ。見たくない方は、色の変わってる部分だけ飛ばして読んで下さい。

↓↓ここから。

「連続殺人事件」ですが、警察を含めて世間的には「山野アナ、小西先輩、そしてモロキン」この三人が殺された事件を言ってます。

前回堂島さんが「三件の行方不明事件が連続殺人事件と関係ないとは思えない」って言ってましたが、警察も「連続殺人事件」と「行方不明事件」は別物だと思ってます。

本当のところは「雪子、完二、りせ」の三人が行方不明になった事件は、「殺人未遂事件」です。

そして、この「三件の行方不明事件」が「殺人未遂事件」で連続殺人事件と関わりがあると知ってるのは、特別捜査隊の面々と犯人だけです。

↑↑ここまで。

これを踏まえて美津雄の台詞を聞いてると分かる事がありますよ。

ついに犯人逮捕か。私達で絶対に犯人捕まえようよ。と先に進みます。……クマを置いて。

クマ置いてくなよー。と思ってると鳴上くんが立ち止まりますね。

クマを待っててくれるのかと思ったんですが、どうやら違うみたいです。

先に進む仲間の背を眺めて思い出すのは前回の雪子の台詞。

「私達がこうやって集まる事も、もうないのかな」というあれですね。

そこにシャドウを倒したらしいクマが追いつきます。

「皆行っちゃったの。クマ達おいてけぼり? 皆結構白状クマ。そう思わないセンセイ」とクマが話しかけるんですが、鳴上くんは何も答えずに行ってしまいます。

前回から明らかに様子がおかしいですよね。鳴上くんがクマを無視するなんてあり得ませんから。原作でもそうですが、クマには優しいですからね番長は。

WARNINGって赤い文字が出て、美津雄の声が聞こえて来ますね。「誰だよお前」ってのは美津雄本体の方かな。

「僕は、無だ。そして、君は僕だ」ってのが美津雄の影か。良い声だな影。

「誰も俺を見ようとしない。だから3人目をやってやった、俺が殺してやったんだ」と美津雄。

3人目、ね……。上の色を変えたネタばれ纏めを見ると分かる事、ありますよね?

扉が開いたので、行くとそこには美津雄と影。

既に影を否定する言葉を言ってしまっているので、直ぐにシャドウ化、ですね。

 

――おや? 行き成り場面が変わった? あれ? 美津雄のシャドウは?

美津雄のシャドウがどんななのかも分からないうちに飛びましたよ。

ジュネスのフードコートかな。クマが雪子の家に行きたいと主張してます。

ここね、二度目に観て気付いたんだけど、鳴上くん達以外、誰もいないんだよ、フードコートに。

そして、ジュネスの音楽が流れてない。菜々子ちゃんが歌う、あれですね。あれ、いつも流れてるんだよね。

初見では気付きませんでした。良く観ると可笑しい所あるんだよね、あちこちに。

でもホント行き成り場面変わるから、録画失敗したかと思いましたよ、本当に吃驚した。

シーズン中なので、雪子の家は無理らしいです。

代わりに鳴上くんの家でという事になりますね。打ち上げかな、これ。

「皆で御馳走作ろうよ」と雪子。……え?

「へえ、先輩ら料理得意なんすか?」と完二。

「まあ、それなりに」と雪子と千枝。……それなり?

「林間学校の時の記憶を何処においてきたんだよ」と陽介。全くだ。

「私も料理得意だよ」と主張するりせ。……えー、と。私の記憶違いじゃなきゃ、貴女も料理駄目だったような……。

「俺に勝てるかな」と鳴上くん。誰も勝てません。今ここに居る女性陣は全滅だからな、料理。

クマの提案でオムライス対決をすることに。オムライス対決! 完全に打ち上げですね、これ。

美津雄戦カットか? と思ってましたよ、この時は本当に。

オムライス対決の為の買い物ですかね。フォアグラを買うりせ。

「スペシャルなオムライスって言ったら、極めつけはこれでしょ」と。

「確かに、スペシャルだ」って鳴上くん。違うから!

陽介、君の嫌な予感は正しいよ。

女子三人と鳴上くんがオムライス作ることになったようですね。

「菜々子が審査員だって」と鳴上くん。おお、初めて「菜々子」って言ったよ、鳴上くんが!

「私勝っちゃうけど、イベントの絵的にそれでいいのかな」とりせ。

「久慈川さん、調子に乗ってられるのも今のうちですことよ」と千枝。

「一撃で仕留める」と雪子。いや、雪子、貴女のその台詞は洒落にならないから。本当に一撃で仕留められるから貴女の料理は!

クマの姿が見えなくて、どこに? と思えば、年配の女性店員さんを口説いてました(笑)

「食べてみたいんだよ、そのお肉。お姉さんに焼いて欲しいんだ」と。原作にもありましたね、これ。

 

鳴上くんの家かな。美味しそうなオムライスがありますね。

どうやら雪子は家の手伝いで呼ばれて帰ってしまったらしいです。……おや?

この辺で可笑しい、と気付きましたね。このアニメの監督はかなりP4が好きなのはあちこちに入ってる原作イベント観てても分かります。

オーディオコメンタリー聞いてれば尚更、良く分かりますからね。

その監督が、オムライスイベントを改変とかありえない、と。

P4の原作ファンが、これだけは外せない! って所をちゃんと拾って来てましたからね。

拾ってほしいけど無理だろうなと思ってたスペシャル肉丼まで拾うくらいですから!

オムライスイベントは外せないイベントです、絶対に! なので、この辺から何か可笑しいぞ、と思い始めました。

でもまだ、分からなかったんですけどね。

雪子が居ないので、打ち上げはまた今度って事になったらしく、オムライスは鳴上くんが全部作ったようです。

「食べていい、お兄ちゃん」という菜々子の言葉に答える鳴上くんはやっぱり声が優しいんだよなあ。菜々子に話しかける時は、ホント言い方が優しいよね。

菜々子とクマは「美味しい」と言うんですが、それ以外がね……。

普通に美味しい、と。いや別に悪くないんだけどね。何と言うか、「普通」を連呼されるんです、ここでやたらに。

普通って言葉は決して嫌な言葉じゃないのに、凄く嫌だったここ。凄い違和感というか。何か、嫌だって思ったなあ。

「一皿わさびいれといた」と鳴上くん。

「菜々子ちゃんにその皿が当たったらどうすんだ」という陽介は良い奴ですね。

「辛かった奴手上げろ」と言う完二の言葉に誰も手を上げません。(菜々子ちゃん、かな? これ当たったの。恐らく気を遣って言わなかったんだろう)

やっと終わったと、嫌なことは忘れたいと千枝とりせが言います。

「クマもあっちの世界に帰るクマ」とクマ。……ん?

これは可笑しい! ここが決定的でしたね。クマがこの時点であっちの世界に帰るのは可笑しい。

クマの正体が分からないうちに帰るとか、あり得ないんですよ、どう考えても。

でも、じゃあ今のこの状態は一体? ってまだ分からなかったです。サブタイを見た時から「クマの話し」だと思ってたので、ホント分からなかったんですよ。

「皆バラバラっすね」と完二。

「いや、また集まろう」と鳴上くん。「ああ、そうだな」と陽介。「集まろう絶対」と千枝。

笑いながらまた集まろうと言う仲間達。付きまとう違和感を無視すれば、良い話、なんですけどね。

 

8月28日(日)。

えらく飛んだな、また。夏休みのイベント全部飛ばすのかよ。

ジュネスのフードコートに皆集まってるようです。

事件はどうなったのかという話しになってますね。

「久保が起訴されてそれっきりだ」と鳴上くん。

雪子が忙しいせいで打ち上げも出来てないらしい。

どう考えても可笑しい。夏祭りイベントをカットするとか絶対にあり得ないと思うんだ。

そしてまた、ジュネスのあの歌が流れてない。

怖い、何か怖すぎる。とこの辺から恐怖でしたね。一体何これ、何が起こってるんだ? と。

雪子は「もう行かなきゃ」と先に帰ってしまいます。

「結局今年の夏休みはどこも行けなかったな」と千枝。「ああ、残念だ」と鳴上くん。

「来年は皆で海とか行こうよ。ね、鳴上くん」と千枝。……鳴上くんは来年いないよ……。

気付いた陽介が慌てて千枝を止めて、「悠先輩来年はいないんだよね」とりせ。

慌てたように話を変える千枝。何か凄く空気が、悪い。何だろうな。P4って仲間が皆本当に仲良し、って分かる所が良いんであって、こんな微妙な雰囲気になるって、何だろうな。

 

9月24日(土)。

また飛んだなって、修学旅行なし?

りせの豆腐屋に閉店のお知らせの張り紙がしてあって、どうやら引っ越してしまったらしいです。

しかも、鳴上くんにも何も言わずに。

鳴上くんがりせの携帯に電話するけど、「お客様のお掛けになった番号は~」と言われてしまって。

陽介は、「友達だと思ってたのはこっちだけって事だろ」と。

この陽介の言葉にハッとする鳴上くん。

うわあ、何だこれ。バッドエンドをやるのか? アニメで?

これはない、と思った。りせが何も言わずに居なくなるなんて、ない。

むしろ、特別捜査隊の仲間皆の前で、引っ越すんだって言うと思う。寂しいと。

鳴上くんにだけは絶対に主張するはず、りせなら。

バッドエンドかと本当に思ってましたよ。バッドエンド見せてどうやって繋げるんだ? と。

陽介の台詞もあり得なかったですしね。

 

10月4日(火)。

また飛んだな。直斗のダンジョンすっ飛ばすとかあり得ないんで、完全に可笑しいね、これ。

しかも音楽が不穏なものになったよ。

愛家に完二と小西尚紀が居ます。

「いつまでも事件のこと引きずって集まってても何も話すことねーし」と完二。

「へえ、そうなんだ」と尚紀。

「最近、気遣うっつーか、会話してても時々つかれるっつーかよ」と完二。

ああ、鳴上くんが愛家の外に……この完二の言葉、聞いちゃって中に入れない……。

「倦怠期の恋人同士みたいだな」と尚紀。

ああ、鳴上くんがそのまま立ち去ってしまった。中に入れずに。

決して完二は悪口を言ってる訳じゃないんですが、でもね、完二がこんな事言うのは可笑しい。

完二は陽介には突っ込んだりするけど、番長にはしないんだよね。心酔してるっていうか、懐いてるっていうか、そう言う感じだから。

正直、りせが居なくなった事より、完二のこれが一番堪えた。

完二がこんな事言うなんてホントあり得ないんだよ。もう、この辺から胃が痛かったですよ。

バッドエンド行くのかよ~と。

ああそう言えば、イゴールさんに警告されたな、とここで思い出しましたね。

こういう事だったのか(泣)と。

つーか、疎遠になって行くさまがリアル過ぎて辛い……。ホントこれはキツかったです。

 

10月13日(木)。

直斗が仲間にならないまま、過ぎてしまいましたね。

これはもう本当にあり得ない。バッドエンドなのか。

アニメ始まった時、鳴上くんは二周目だという説があったけど、本当にそうなの?

図書室へとやってくる陽介と鳴上くん。

図書室の中には、千枝、雪子、長瀬、一条が居ます。

どうやらテスト勉強してるらしいですね、彼らは。

鳴上くんは雪子にノート借りる為に来たようです。でも陽介に促されても、図書室の中へは入って行きませんね。

「俺は、……いい」って鳴上くん。何だかもう諦めきったようなその言い方が、切ない。

彼らの中に自分の居場所はもうない、ってことか……ああ、切ない! こんな番長を見る事になるとは、思ってなかった。

一人ずつ離れて行くさまが本当にリアル過ぎて、切ない。

夜、堂島家で菜々子と夕食ですね。

あ、TVは「じっけんくん」だ。DVD2巻の特典映像にこれがあった時には一体何事かと思いましたが、ここで流れてたのか。

「この頃皆来ないね。また、皆遊びに来たらいいのにね」という菜々子の言葉が刺さる。ぐっさりと(泣)

菜々子は悪くない、菜々子は悪くないのは分かってるんだ! 分かってるんだが、辛い。胃が痛い。

ここでアイキャッチ。

あれ? アイキャッチ何もない。0でもなくて、本当に何もないですね。

バッドエンドでもステータスくらいあるだろ。おや? これはもしかして?

 

11月18日(金)。

また飛びましたね、一気に。

ジュネスのフードコートに鳴上くんが一人です。

千枝ちゃんから、今日はパス、雪子も無理だって。というメールが。ああ(泣)

ここ何となく色が薄いのはわざと、なんだろうな。それがより一層切なさを(泣)

バイトをしている陽介が近づいてきて「皆来ないって」と。

「悪いけど俺も――」と言い掛けた陽介の言葉を遮って、「クマとかどうしてるんだろうな」と鳴上くん。

「またTVの中入ってみたくないか」と。ああもう、相当きてるな、これ鳴上くん。

「もういいじゃん、その話は」と陽介。そういった直後に携帯取り出してます。

こんな、携帯弄りながら話すなんて、陽介がするはずがない。

相棒だからとかそう言うんじゃなくて、嫌われるのが怖くて、独りになるのが怖くてってのを抱えてる陽介が、こんな態度絶対に取る訳ないんだよな。

そろそろ進路を考えないと、と陽介。

「前の学校に戻っても平気なように、今からちゃんと考えておいた方がいいんじゃねえの」と携帯弄りながら言うんですよね、陽介。

これホントくるわ。帰れって言われてるような気分になるよな。

傍には陽介だけはいてくれるけど、心の距離がめちゃくちゃ遠い……。辛すぎる、これ。

しかも、ここさ陽介、鳴上くんの方を見てた時は笑顔だったんだけど、振り返った瞬間真顔なんだよ。マジで怖かった……。

もうね、夜中に観てたのに、はあ? とか何でだよ、とか色々声にだしちゃってたよ、辛すぎるこんなの。

鳴上くんだけじゃなくて、観てるこっちもやられますよ、これ。

 

そして夜。雨なんですね。

マヨナカテレビが映るかと待ってる鳴上くんがまた辛い。

映らないんですけどね。

ここもね、映らなくた立ちあがって。ここの焦ったような仕草と息使いが本当に切ない。

むしろ、何でだどうしてだって叫んでくれた方がまだ良い。こういう静かな感情の表し方って切ないんだよね、本当に。

テレビに触れて、でも入れなくて、それでもとテレビを軽く叩いて。

「なんで」ってたった一言なんだけど、ここね、言い方がちょっと幼いというか子供っぽいんだよ。

それが何となくもうこれしか縋るモノがないって感じで凄く切ない。もー胃が痛いよ!

でここで、出ましたね! シャドウ。こいつは見た事ありますよ。美津雄のシャドウだな。

バッドエンドなのかそれとも、幻覚とかそういうの見せられてるのか、なら誰に? だったんですが、ここではっきりしました。

P4アニメの今までのを見る限り、原作通りの攻撃を視覚的に表してると思うので、幻覚を見せるってのはない。

美津雄のシャドウの攻撃に、幻覚を見せるってのはないから。

その代わり、デビルタッチ、デビルスマイルという恐怖状態にする攻撃があるんです。恐らくこれでしょう。

美津雄と美津雄シャドウが居るあの部屋に入って直ぐに戦闘が始まったんでしょうね。もうシャドウ化し始めてたから。

で、戦闘開始直後に、鳴上くんがデビルタッチかデビルスマイルを食らったんでしょう。

そうだとするなら、今まで見ていたのは、鳴上くんが「恐怖」だと思う未来、ですね。

前回から鳴上くんは事件が終わる事への不安みたいなのを覗かせてました。でもはっきりとそれがどういう感情から来てるのかって分からなかったんですが、全てが終わって、仲間との繋がりが切れてしまう事への不安だったんですね。

一話で、前の学校の制服を見ながら前の学校での事を思い出すシーンがありましたが、あれは原作にもあります。

教室内がざわつくかざわつかないかの差はあるけど、どっちにしろ、深い付き合いの友人が居れば、普通言いますよね、転校するって事くらい。

なので原作でも、前の学校では友人とそれほど深い付き合いはしてなかったんだろうと言われてましたね。恐らくそうなんでしょう。

友達が居なかったって事はなかったんだろうけど、浅い付き合いだったんだろうな、と。

この12話のエピソードが良く出来てるなと思うのは、ゲームで、陽介のコミュだったか、陽介に休日誘われて出掛けた時だったか忘れましたが。

どっちかで、陽介が前の学校の友達から連絡が来なくなったって言うんですよね。携帯のアドレス変えてないのに、みたいな感じで。

陽介の方がまだ鳴上くんよりは深い付き合いしてそうですからね。それでも、同じ学校、同じクラスという繋がりが切れてしまったら、友人関係も切れてしまう。

ならそれよりさらに浅い関係なんだろうなと予想出来る鳴上くんも、同じでしょう。むしろ、八十稲羽に来てから前の学校の友達から一度も連絡きてない可能性がある。

経験してるんですよね、鳴上くんは最低でも一度。共有する「何か」がなくなったら切れてしまう繋がりってのを。

そして多分、このエピソードは上に書いた陽介のイベントシーンから派生させたモノなんだろう。まあこれは私の単なる予想ですが。

一度経験してるからこその恐怖。これはもう、凄いでしょうね。一度も経験してなくても、この手の恐怖は誰にでもあります。

けれど一度経験してたらそれはもうかなりリアルですから……。

八十稲羽で、特別捜査隊の彼らと出会って、彼らとの繋がりを手放したくないと思ってしまったからこその不安。

もしかしたらそういう「繋がりを手放したくない」なんて感情を抱いたのも初めてなのかもしれませんね。

多分自分が彼らを救いあげたという自覚もないんだろうな。

だから彼らから寄せられる信頼を、信じ切れなかった。いや、分からなかったのかな、もしかして。

シャドウが現れて、「なにも、ない。全ては、無だ。仲間なんて幻、君も一人だ、空っぽだ」と言います。

鳴上くんはペルソナを召還しようとしますが、出来ません。

ゲームだと、コミュ発生させなくても、どのアルカナのペルソナでも使えるんですが。

アニメだとコミュを発生させないと、そのアルカナのペルソナは使えません。

つまり、仲間との絆が切れてしまった状態ではペルソナが使えないって事、なのか。だからカードが真っ白で、ペルソナを使う事が出来ない。

「絆なんて、ない。君には何も、ない。僕と、同じだ」と、シャドウ。

シャドウに襲われて、もう駄目だというその時に、「悠」と鳴上くんの名前を呼ぶ声が。

陽介ですね!

「手を伸ばせ」と言われて手を伸ばします。

ここで行き成り陽介が鳴上くんを名前で呼んで吃驚したんですが、上の色変えた所でも書いたように、陽介も転校生で鳴上くんと同じような経験をしていて。

だからきっと同じような不安を持ったことはあるんだと思うんです。今持ってるかどうかは分かりませんし、特別捜査隊の仲間に対してそういう不安を持ってるかどうかも分かりませんが。

何か察したのかな、と思ってみたりしました。だからこそ、敢えて下の名前で呼んだのかな、と。……想像なんで分かりませんけどね。

外から来た人、余所者という点で陽介と鳴上くんは共通してますから。

鳴上くんが伸ばした手を掴んで、陽介が引っ張り上げます。

そのまま二人でジライヤに抱っこされたよ!

「大丈夫か」という陽介に「ありがとう、陽介」と鳴上くん。何か二人手を握りあって見つめ合ったりしちゃって!

いや、いい話ですよね。相棒だな、親友だなと思います。

ただ、このサイト、一応主花サイトなんで、私の思考もそっち系なんで……どうしても、つい。

今回花主っぽいですけどね。いや、この二人ならどっちでもいけると最近気付いたんでいいんですが。主花だろうが花主だろうが、良いです。

皆が鳴上くんの名前を呼んでくれて、でも一番この時嬉しかったのはクマの「センセイ、お帰り」だった。

お帰りって言ってくれたのが凄く嬉しかった。だって辛かったもん、本当に!

ペルソナ4アニメスタッフ、やってくれる。こっちまで恐怖のバステに掛かってしまったよ! ホント辛かったよ、怖かったよ(泣)

あの行き成りの場面転換は、鳴上くんがデビルタッチかデビルスマイル喰らったから、なんだな。ホント吃驚したよ。

鳴上くんがバステに掛かってる間、仲間達が戦いながらどうやって鳴上くんを助けるかって色々模索してたんだと思うともう!

ああ、そっちも見たい。

ここで、「ああ、やるぞ」て鳴上くんが言った時、何となく陽介の顔が、全部分かってるっぽく見えるのは気のせいなんだろうか。

鳴上くんを見てる顔がね、何となくそう見えるんだ。

恐怖状態だったんだろうから、鳴上くんが見たものは陽介には見えないと思うんだよね。

鳴上くんが発した言葉とかその辺から察したとか、そんなのかなあ、とか。妄想が尽きませんが!

この辺の事とかこのエピソードの後の事と書きたくなるよね。

イザナギで攻撃するが、美津雄シャドウ本体を覆うように、ブロックが積み上げられてしまう。

これ、ゲームに出てくる勇者の外見になるんですよ、ブロック積み上げられると。

そうすると、本体に攻撃出来なくなるんで、何とか積み上げられないように阻止しなきゃならないんです。

時間が掛かって面倒なんだよね、このボス戦は。

ブロックを再構築しだすので、それを落ちて来るブロックを、完二、クマ、千枝、雪子、陽介のシャドウが受け止めて積み上げられるのを阻止する。

皆が、鳴上くんに本体への攻撃を託して、「俺は……、空っぽじゃない!」と鳴上くんがペルソナ連続召還を!

ここの鳴上くんの台詞が、今回のサブタイですね。まさか鳴上くんの話だったとはねえ、ホントやられたよ。

連続召還は吃驚したけど、カッコ良かった。ここの音楽の盛り上がりも凄く良かったよねえ。

まるで仲間との絆を示すかのように、連続して召還するのはホント良かった。

召還されたペルソナを拾ってみた。

マカミ(刑死者)→キングフロスト(皇帝)→ハイピクシー(女教皇)→ジャックランタン(魔術師)→ヤマタノオロチ(月)→リャナンシー(恋愛)→ラクシャーサ(剛毅)→アラミタマ(戦車)→イザナギ(愚者)

拾えたかな?

これしかもただ闇雲に召還してる訳じゃなくて、ちゃんと敵の攻撃に合わせて、なんだよね。

最初にイザナギで攻撃して、それに対して美津雄シャドウがイザナギの弱点、ガル系(疾風)を放つ。鳴上くんは、マカミ(疾風耐性)で防いで、アギラオ(火炎)を放つ。美津雄のシャドウがそれを赤の壁で炎を防ぐ。炎を防がれたので、鳴上くんは今度はキングフロストでブフーラ(氷結)、それを美津雄シャドウは白の壁で防ぐ。鳴上くんがハイピクシーを召還して、ジオンガ(電撃)を放ち、それを美津雄シャドウは蒼の壁で防ぐ。美津雄シャドウがマハラギオン(火炎)を放ち、鳴上くんがジャックランタンを召還して、炎を吸収する。美津雄の影がブフーラ(氷結)を放ち、鳴上くんがヤマタノオロチを召還して、氷結を無効化する。鳴上くんがリャナンシーを召還して、テンタラフー(混乱)を放つ。美津雄のシャドウは混乱。鳴上くんがラクシャーサを召還し、キルラッシュ(物理3HIT)、美津雄シャドウが物理攻撃(ゲームでは美津雄シャドウの物理攻撃は万能属性の為、物理耐性、無効では防げないが、アニメでは万能属性ではないっぽい)それを、アラミタマ(物理耐性)で防ぐ。美津雄シャドウがマハジオンガ(電撃)を放ってきて、鳴上くんがイザナギ(電撃耐性)で防ぎ、留め。

ふぅ、これで合ってるかな?

それにしても、すげー精神力だよな、これだけ召還出来るって。

途中陽介が、「あいつどんだけペルソナ持ってんだよ」って言ってましたが、最大13だっけ? 12だっけ? それだけ持てるんで、まだなんだよねえ。

今回9体だったから。星だけ出なかったな。星のペルソナ何が来るんだろう。

今回の攻防を見てると、先の先の戦いまで考えてペルソナ出してる感じだから、星とかもこれ以降の戦いで必要なペルソナがあるんだろうな。

ホント、前半の鬱積をここで晴らしてくれましたよ、鳴上くん!

と言うかここはもう本当に番長だったよね。いや凄かった。

2巻のオーディオコメンタリーを聞いた後アニメ観たので、「ジャックランタン」の力の入り具合に笑ってしまいました。

流石中の人お気に入りなだけある。本当に他より力入ってるんだもん、笑ってしまった。

多分、ジャックランタンって力入れ易いんだろうな、他のペルソナの名前と比べて。全部をある程度同じニュアンスで呼ぶのは大変そうだ。

やっぱりイザナギカッコイイな。番長を象徴するペルソナだよなあ。P4Gではイザナギもう少し使えるようになってるといいな。

美津雄が目を覚まして、全ての事件の犯人なのかを問うと、そうだと答えます。

その途端に美津雄の影が消えますね。これは受け入れなかったから、なんだろうな。

警察に連行される美津雄。

それを見送りながら「これで、終わったんだ」と鳴上くん。不安は消えたんでしょうかね。

終わらせたくないって感じを見せてないんで、いいのかな。

 

7月30日(土)。

何かまた日付けが戻って分かりづらいですが。戻った訳じゃないんですよね。

現実じゃない中で日付け進んでただけなので。

ジュネスフードコートに特別捜査隊全委員集まってますね。ああ今度はちゃんとジュネスの音楽流れてるよ、良かった。

鳴上くん達以外に人もいる! ああ、良かった。

久保美津雄が容疑を認めたらしい。犯行の動機が「目立ちたかっただけ」。

「あとは警察に任せよう」と鳴上くん。そう、言えるようになって良かったね、ホント。

「こんな風に集まるのも、もしかしてこれで最後」と雪子。また、ですね、この台詞。

「いや、また集まろう」と鳴上くん。「んなの辺り前だろ」と陽介。「夏休みだし、普通に遊ぶでしょ」と千枝。「既に腐れ縁っすよ」と完二。

ああもう、良かったよ、本当に。この仲の良さがペルソナ4だよね、やっぱり!

 

そして打ち上げ。鳴上くんの家ですね。

今度こそオムライス対決。何やら一個、凄い色のモノがありあますよ。

まずは、雪子のオムライス。

「なんつうんだ、その、不毛な味っつーか」と完二。「お麩を生でかじった様な……」と鳴上くん。

味ないんだよね、雪子のオムライスって。本当に何の味もしないってなってたな、ゲームでも(苦笑)

ある意味凄いよね。何の味もしないって。少しくらい何か味するよ、普通は。

菜々子ちゃんだけが「美味しいよ」と言ってくれます。気を遣ってるんですよ、菜々子ちゃんは。

次は千枝、ですね。

「うん、マズイ」とクマが笑顔で言います。

「これも美味しい」と菜々子ちゃん。ホント良い子だよね。

「あー、ホントだホントだ。普通にマズイ」と雪子。

普通にマズイはゲームでも言われてたな(笑)

次に、りせ、ですね。

一口食べた雪子が倒れます。

「一撃だ!」と鳴上くん。確かにそうだけど……。

一撃で仕留めるはずが、一撃で仕留められてしまった雪子でした。

りせのオムライスは激辛です。りせの作るモノは何でも辛いんだよね……。

泣くりせを見て、「辛いけど美味しいよ」と菜々子ちゃん。本当に良い子過ぎる。

「結局お前のが一番美味い」と陽介、鳴上くんを見て言います。

「お兄ちゃんの? すっごい美味しい。こんなオムライス初めて食べた。全部美味しかったけど、菜々子お兄ちゃんのオムライスが一番好き」と菜々子ちゃん。

「そうか、良かった」という鳴上くんの声はやっぱり優しいんだよなあ。ホント菜々子ちゃんに話しかける時は優しい。

 

エンディング。

今回はアルカナゲット出来ませんね。白いカードが落ちてきてます。

 

エンディング後。

縁側で、クマと菜々子ちゃんが話してます。

約束が済んだから、そろそろあっちに帰らなければいけないというクマに、菜々子と約束すれば帰らなくていいの? と菜々子。

遊んでもらう約束。そう、指きりする二人は可愛いなあ。菜々子ちゃんは良い子過ぎる、本当に。

クマはこれでホント救われたんだろうな。まだ帰りたくないって思いはあって、でもクマはこっちの人間じゃないという思いもあるから、ね。

そう、この約束がなければね! 終盤まで関わって来るんだから。

そんな二人を見て、「なあ、悠」と陽介が鳴上くんに話しかけます。

ちょっと驚いたような反応するんだよね、鳴上くん「悠」って呼ばれて。でも嬉しそうなんだよなあ。

「今度お祭りあるだろ、商店街のさ。あれ、皆で行かないか」と陽介。

「ああ、いいな。陽介」と鳴上くん。

もう、何なの何なの! わざわざ下の名前呼び合ってるでしょ! って感じなんですが、この二人!

確認するかのように下の名前で呼び合う二人がもう! いい!

二人の世界だよな、これ絶対。付き合いたてのカップルか! とちょっと言いたくなる雰囲気だった……。

「今お兄ちゃんの事、悠って呼んだ!」と菜々子ちゃん。うん、呼んだね。

それを聞いて笑い合う陽介と鳴上くん。鳴上くんが声を立てて笑ったのって、多分これが初めてだよね、アニメ始まってからさ。

うん、良いね、相棒だね、本当にさ。純粋にそうも思うんですよ。

そうじゃないところは色変えてますが、こればっかりは仕方ない。

本当にね、度々マーガレットさんに、絆が力になると言われてたし、ペルソナ4のテーマは絆だし。

それを見事に表した回だったなと思いました。

あとゲームだと絶対に出来ない、主人公の掘り下げ。アニメだから出来る事ですよね、これ。

これが見れただけでも、アニメ化ありがとうと言いたいです。

DVD今のところ全部予約してるんですが、予約して良かったです。

ツイッターでA足さんが、12話は必見って仰ってましたが、本当にそうだった。

本当に12話は良かったです。

バステ喰らって胃が痛かったですが。

初見の時はもう本当に、混乱状態でしたよ。

恐怖、混乱無効が必要ですね、12話観るには。まさか視聴者にまでバステ攻撃してくるとは! 吃驚ですよ、本当に。

完全に騙されたし、巻き込まれました。

年明けの放映が今から楽しみです。どうやら次は、コミュ色々拾って来るみたいですしね。

5つくらいは確認出来ましたよ。

鳴上くん、倒れないか? そんなに一気にコミュやって。

菜々子ちゃんにも心配されるらしいですね。皆で鳴上くんを尾行するのかな?

楽しみです。

本当に長くなってしまいました。お付き合い下さった方はありがとうございました。

コメント