総評:★★★★☆
評価は★5でもいいくらいなんですが、これも続き物だったりするので、これ単独での評価はちょっと難しいかな。
それでも思い出補正もあったりして、評価は高めですね。
改めてプレイしてもやっぱりいいな、と思える作品でした。
ファルコムの軌跡シリーズの第一作目、ですね。
元々は英雄伝説というシリーズの一つだったと思います。
英雄伝説の中には、ストーリーが本当にいいものがあるんですが、現在のゲーム機で遊べないものも多く、本当に残念です。
そんな中、久々に空の軌跡をプレイしてみました。
SCの方も今プレイしてるので、終わったら感想書きたいと思います。
久々にプレイして思ったのは、遊びにくい! ですね。
最新作の黎の軌跡がシステム面でどれだけ進化しているか、改めて実感しました。
ただそれでも、一番最初にプレイしたものだからなのか、原点だと思えるものだからか、ストーリーはこの空の軌跡FC、SCが一番いいかな、と思います。
最近のシリーズにも、この空の軌跡のエステルとヨシュアは出てきますが、大物感といいますか、そういうのがありまして。
このころは、ブレイザー見習いから初めて、色々拙い部分もあったけど、それがまた良かったな、なんて思いながらプレイしてたりしました。
さて、肝心のストーリーですが、ネタバレあり、です。
リベールという国のお話になります。
エステルとヨシュアがブレイザーの試験を受けるところから始まります。
見事合格して、見習いとして仕事を始めます。
そんな中、エステルの父親であるカシウスが行方不明になってしまいます。
彼の乗った飛空船がハイジャックされ、連絡がつかなくなります。
最終的に飛空船に乗っていた人たちは解放されるんですが、その中にカシウスの姿はありません。
彼を探す為と、各地のブレイザー協会から正遊撃士への推薦状を貰う為と、二つの目的の為に二人はリベール各地を回ることになります。
途中カシウスは無事だと言う事、どうやら帝国に居るらしいと言う事が分かります。
そして本来ならカシウスに届けられるはずだった荷物を預かり、その荷物をツァイス市のラッセル博士に届けるという目的が更に加わります。
この荷物の中身は黒いオーブメントなんですが、これが実は今の技術では作れない古代の遺物だったりします。
そうして旅を続けていく中でリベールの騒乱に巻き込まれていく形になります。
旅を続ける中で色々な人に出会って、その中に、軍の大佐もいたりします。
彼は国民からの人気も高く、有能でいい人っぽいんですが、実は彼こそがこの騒乱の黒幕だったりするんですが、今回は二度目のプレイなので、知っててプレイしてるので驚きはなかったですが、一番最初にプレイした時は驚きましたね。
そしてこの彼のせいで、その後の軌跡シリーズで、割と初期から関わるいい人っぽい人が全員怪しく見えるようになってしまいました。
おそらく軌跡あるあるかと思いますが。
まあ彼は彼で、リベールを思っての事だったんですけどね、そこをこれから先のシリーズでずっと裏で動いている結社に付け込まれたわけですが。
この結社「身喰らう蛇」という組織だったりしますが、彼らはこの先もずっと裏で色々動いてますね。
結社の執行者はこの先色々出てきますが、ここで出て来るレーヴェがね! いいんですよ、本当に。
レーヴェはこの先ずっと出て来て欲しかった、本当に。
レーヴェは、変り者の多い結社の中では常識人だったりします。
ヨシュア、ああ、そうでした、ヨシュアはエステルの義理の家族ですが、実は彼は結社の執行者だったりします。
ヨシュアは、その辺りの記憶を改ざんされた状態で、エステルの家、ブライト家に送り込まれました。
カシウスが本当に優秀な人で、結社の目的の為にはどうしても彼を足止めする必要があり、そのためのスパイとして、カシウスの情報を、本人が意図しない形で結社に送っていました。
それをこのFCの最後で思い出し、ヨシュアはエステルの前から姿を消してしまうんですが。
そのヨシュアと共に結社に入ったのがレーヴェだったりします。
レーヴェが結社に入ったのは当時のヨシュアを助けることが出来るのが、結社しかなかったから。
ヨシュアとレーヴェはこの先の軌跡シリーズでも関わってくる、帝国のハーメルの出身です。
ハーメルの悲劇と呼ばれている出来事によって、ヨシュアは心を壊してしまいます。
その壊れた心を組み替える、と言う事を結社の人間よってされ、それだけなら良かったが、身体強化など色々とされている。
それもあって、レーヴェは結社に入ったようだが、それ以外にも目的はあったようです。
全てはハーメルの悲劇のせいなんだけど、これも閃の軌跡で詳細が語られるが、結局結社の人間が裏で動いてたりするわけで。
現時点でも結社の最終目的ってのはまだ分かってないんだけど、この先分かるときが来るといいなあ。
帝国編で分かると思ってたのに分からなかったから。
取り敢えず今回は、リベールにあるとされる女神の至宝の一つ「輝く環」が結社の目的です。
そのためにリシャール大佐を利用したり空賊を利用したりしたようです。
この空賊も、帝国の元貴族なんだけど、色々あって没落して、空賊になったようですね。
その辺りの詳しいことも帝国編の閃の軌跡の中で語られます。
彼らはその後空賊はやめて、今でいう運送会社みたいなことを始めます。
カプア急便だったと思うけど、飛空艇は持ってるので、それで荷物を運ぶ仕事をしますね。
元々の性格的に、そんなに酷いことが出来る人たちではないので、空賊には向いてなかったんですよね。
それでも、没落し、取り戻したい一心でだったんだろうから、仕方がないんですが。
その後のシリーズでも彼らは出てきます。
色々活躍してくれますよ。
今作は、リシャール大佐を倒し、どうにかリベールの危機は去ったように見えます。
でも、続編があることで分かるように、去ってはないんですけどね。
一応の解決はします。一応、ですが。
これ、一番最初に発売されたときは、FCからSCまでかなりの時間が空いて、まだか! と思いながらまった覚えがあります。
で、物語の最後にヨシュアが居なくなって、エステルは次作でヨシュアを探しながら、色々と解決していくわけです。
最終的にエステルとヨシュアは夫婦になりますね。
SCでは今作よりずっとかっこいいレーヴェが見れますよ。
いやもう本当にレーヴェ、復活して!
この後SC、the 3rdとプレイする予定ですが、その前に、黎の軌跡Ⅱが発売になるので、そちらをプレイしてから、になりますね。
空の軌跡の総合の感想はSC再プレイ後に書きます。
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