オイルが出ません!
煉獄の地下街にあるのも、ある場所も分かってるんだけど。
あと一個欲しいのに出ない!
同じミッションに第一部隊の仲間をぞろぞろ引き連れて何度行ったか。
絶対文句言われそうだと思ったので小ネタ投下。
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難易度4、はぐれ猿。場所、煉獄の地下街。
メンバー、ユウト以外はソーマ、サクヤそしてコウタ。
コウタがたまにアリサに変わったりして、既にこのミッションに何度挑んだか。
そしてまた……。
ミッションスタートして一目散にオイルが出る場所へと向かう。
そこに目的のモノはなくて、もう一か所へと急ぎ向かう。
コンゴウが近づいて来ているのは分かっているから。
見つかる前にどうにか回収してしまいたい。
けれど、もう一か所にもなくて、ユウトは深いため息を零す。
仕方ない、コンゴウ狩るか、と思いコンゴウが来るであろう方へと向かって走り出した。
欲しい素材が出ずにイライラしていたユウトは、スタンしたコンゴウから捕喰して、ソーマへとリンクバーストを渡そうそして。
「あ、ごめん」
ブラストで思いっきりソーマを撃ち、吹っ飛ばした。
うめき声を上げて吹っ飛ぶソーマを見て、ああ、やっちゃったか、と思う。
「てめえ……」
低い、呻くような不機嫌そうな声を上げて、吹っ飛ばされたソーマが起き上った。
けれどまだコンゴウは倒れて居ない為、ソーマは舌打ちするだけで再びコンゴウへと向かっていく。
気を取り直して、ユウトも剣形態へと切り替えて、コンゴウへと斬りかかった。
2分は切れないか、と思い帰投する為に歩き出す。
何度も何度も同じミッションを繰り返し、2分程度でこのミッションを終えられるまでになった。
ちっとも嬉しくないが。
まだ、目的のオイルは出ないし。
「おい」
あと一体何度くれば良いんだろうか。
ぶつぶつと独り呟きながら歩くユウトの耳に、ソーマの不機嫌そうな声が届く。
「ん? ソーマ、呼んだか?」
「ああ」
「なに?」
仕方なく立ち止まって、話を聞く事にする。
先に行ってるわよ、というサクヤに頷く事で返した。
煉獄の地下街は、暑い。
だから、早く此処を出たいんだけどと思いつつ、ソーマの話を聞く。
「お前、このミッション受けるの何度目だ?」
「さあ、何度目だろうな」
「てめえ、何考えてる」
「いや、単に欲しい素材があって、それが出ないだけなんだけど」
「欲しい素材だと? なんだ」
「オイル」
「……」
「此処にしかないよね、あれ」
「そうだな」
「あれがないと、宝剣が強化出来ない。あとミスリル銀も欲しいから、オイルが見つかったら愚者の空母でのミッションにしばらく付き合ってもらうよ」
「冗談じゃねえ。独りで行け」
「ソロは嫌だなあ」
「この程度のアラガミなら、てめえ独りでも十分だろ」
「そう言って貰えるのは嬉しいけど、嫌だ」
「……」
「ソーマが居ると居ないじゃ、やる気が違う、俺の」
「知るか」
それだけ言い捨てて、ソーマは歩き出す。
なんだかんだ言いつつ、一緒に行ってくれと言えばソーマは断らないのを知っているから。
去って行く背を見て微かに笑って、ユウトは後を追いかけた。
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オイルとミスリル銀が出ません(泣)
もう、猿も、カムランくんも、堕天猿も、飽きたよ。
ミッション終了時間の限界に挑戦してる訳じゃないんで、早く必要な素材出て下さい。
何度も同じミッションに連れ出してもNPCは文句言いませんが、ソーマなら絶対何か言いそうだなと思ったので書いてみた。
でも本当にソーマが居るか居ないかでやる気が違うんだよ、私の(笑)
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