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ラジアントヒストリアパーフェクトクロノロジー

評価:★★★★☆

 

総評:

リメイク前のラジアントヒストリアは未プレイですので、違いなどは分かりません。

亜伝が今作完全に新しく追加されたものらしいです。

最初から亜伝もプレイ出来ますが、私はリメイク前の作品をプレイしていないので、亜伝を最初からプレイしてはいません。

 

以下ネタばれありのため、続きから

 

ヴァンクール大陸は砂漠化が進み滅びへと向かっています。

人間の他に獣人もこの大陸には住んでいますが、人間と獣人は全く交流していません。

人間は、大陸に僅かに残った緑豊かな土地を求め、戦争を繰り返しています。

一部の人間の権力欲や思惑も絡んで来て、色々複雑ですが、主人公のストックが渡された白示録を使い過去へと戻り歴史をやり直しながら、正しい歴史へと導いていきます。

正伝と異伝を行き来しながら正しい歴史に辿り着くというのが目的、です。

白示録を使えるのは主人公のストックのみです。

過去へと戻れますが、ストックの時間は戻らないので、怪我などは治りません。

大怪我を負ったまま過去へと行けば、何故かストックのみ大怪我を負ったまま、という事になります。

異伝の内容は正伝にも影響しますし、正伝の内容は異伝に影響します。

もちろん亜伝の内容も。

最終的には正伝が正しい歴史ということなんだと思います。

正伝のラストが、本編のラストでしたから。

正伝から初めて、途中進めなくなるので、異伝へと行きます。

バッドエンドも回収しながら進めていくと、かなり長いですが、正伝と異伝を行き来しながら正伝の歴史を正していきます。

その間に各場所で様々な人から依頼を受け、そのクエストもこなしていきます。

クエストをこなさないと正伝、異伝共に進めないこともありますので、合間を見てクエストもこなしていくといいでしょう。

 

途中、仲間が容赦なくいなくなっていきますが、まあでも今作は最後に戻ってきたりしますので、アトラスにしては、いい方かと。

敵ではありますが、どうやっても戻ってこないキャラもいます。

それが誰なのかはプレイして確かめて見てください。

黒幕のようなキャラでさえ戻って来たのにあの二人が戻ってこないのは、何故なんだとは思いましたが。

グランオルグは忠誠心を持ったあの二人が居た方が、いいような気もしますが、元々はそういうタイプのキャラのようですし。

前王の圧政が原因だったりしますしね。

 

ストックのいるアリステルは、ノアと言うアリステルを建国した人物にかなり依存している国です。

ノアの言う事が全て、な感じの国民ですね。

途中流石にちょっと怖いな、と思いましたよ。

ノアの言う事は間違ってる訳ではないんですが、流石にあそこまで依存されると、ね。

その辺りも亜伝クリアすると色々変わったりしますが。

 

最終的にはグランオルグのエルーカ王女に、クランオルグ王家の役割を果たしてもらうことになります。

大陸の砂漠化を一時的に止める儀式、です。

でもこれ、根本的な解決にはなってないんですよね。

あくまで一時的に止めるだけ、ですから。

そしてその儀式には、所謂生贄のような存在が必要で、ストックが実はそのニエだったりします。

それが分かるのは終わりごろになってから、なんですが。

敵だと思って居たハイスは実は、ストックを救う為に動いてただけだったり。

ストックは実はグランオルグの元王子だったりと、まあ色々驚くことが分かったりします。

とは言えストックは記憶を失ってるので、王子だった頃の事は覚えてないようなんですけどね。

正伝のラストでストックはニエとして魂を差し出す決意をし、ストックの魂をニエとしてエルーカによる儀式が行われます。

その結果どうなるかは……是非プレイして確かめて見てください。

最後までプレイすると、印象の変わるキャラもいたりしますよ。

 

亜伝では、儀式をしなくてもいい、根本的な解決をする話になります。

亜伝は正伝と異伝とはちょっと違い、ネメシアからクエストを受けてそれをこなしながら進めていくという感じになります。

戦闘もありますし、選択肢によるバッドエンドもあります。

ネメシアの依頼をすべてこなすと、砂漠化を根本的に止める方法が分かります。

まあ、砂漠化の原因が分かる、と言った方がいいのかもですが。

亜伝の影響が正伝、異伝にも出ますので、亜伝をプレイしてまた対応している正伝、異伝を見ます。

正伝のラストが根本的に変わる訳ではないんですが、その途中の過程がちょっと変わったりします。

そのキャラが一体どんな思いで行動してたのかが分かったりもします。

そういう意味でも、正伝、異伝、亜伝、そしてクエスト、全部を満遍なくプレイして欲しいゲームですね。

ちょっと時間は掛かりますし、バッドエンド回収するのが面倒なところもありますが、それでも、面白いですし、お勧めしたいゲームではありますね。

 

ただホント、上でも書きましたが、あそこまで色々なキャラを助けられたなら、あの二人も助けて欲しかったかな。

あの二人だって元々は国を思ったからこそ、だった訳ですからね。

まあでも、あれだから良かった、ってのもあるんですけどね。

色々とその辺は複雑な思いです。

でもまあ、本当に楽しかったです。

さて、次のゲームへと移りたいと思います。

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