雪月花

はじまりの記憶を見てからやった方がいいかな、と思います。
レインエンドと言うか、鷹斗残留エンドにレインが一緒にいるって感じかな。

結局レインの目的は何だったのか。
自分が出来なかった、人体蘇生を鷹斗に完成させて貰いたかったってのは分かるんですが。
やっぱり、妹のレイチェルを生き返らせたかったのかな、レインはそれを否定してたが。
それか、理不尽にレイチェルの命が奪われて、そんな世界自体を壊したかったのか。
レインだって神童と呼ばれるくらいだったのに、鷹斗はそれを超えてたんですね。
どんだけ頭良いんだ鷹斗って。

レインが主人公と学校の校門の辺りでぶつかったのはわざとだと思ってたら、偶然だったんだね。
そこえぶつからなければ、主人公は事故に合う事もなかったし、レインがそういう画策をすることもなかったんだよなあ。
全ての元凶ではあるんですよね。
円を脅したのもレインですし、主人公の事故を画策したのもレインだけど、でも憎めないというか。
レイチェルの件がなければきっと、ね。
理不尽だなあと思う。

「君の居ない世界なんていらない」

から始まるあれですが、あれは鷹斗の事でもあるけど、レインの事でもあるんですね。
レインの場合は、自分で人体蘇生を研究してて恐らく自分では無理だと分かってたんでしょう。
そんな時、完成させられるだろう鷹斗にあって、否定されて。

「ぼくが引き裂く番だ、この理不尽な世界を」

この一文は特に、レインの事だなと思いました。
鷹斗は、本当に純粋に、主人公の居ない世界はいらないなんでしょう。
でもレインの場合は、こっちの一文の方が心情に近いのかなと思いましたね、レインルートをやって。
世界そのものに絶望したんだろうなレインは。
鷹斗の場合はもう主人公の居ない世界には興味もなさそうですもんね。

レインにだってレイチェルを生き返らせることは出来ないって事も分かってるんでしょう。
意味がないことも。
万が一生き返らせることが出来ても、それはレインの知ってるレイチェルじゃないことも、分かっているんでしょう。
分かっててもそれでも、ね。
大切な人を失ったら、出来る事ならと思ってしまうだろうからなあ。

円もね、ホントカッコイイですよね。
レインルートだと鷹斗もカッコ良かったですしね。
相変わらず鷹斗は恥ずかしいヤツでしたが（苦笑）
レインが居ても、鷹斗は平気で直球な台詞を吐くんですね。
どうせなら、あの場所に円もいて欲しかったかも。
政府側の三人のやり取りは結構好きだったな。

元凶はレインだし、レインのしたことは良いとは言えないけど、でもなあ。
レインが全て悪いと言うのも、なあ。
現実でもそう思うけど、ホント、神様って不公平だなと思いました。

ついでに、予約特典についてきたシチュエーションCDについてちょっとだけ。
いや、そのねどうしても言いたい事が一つだけあるんですよ！
鷹斗、そりゃあ貴方が料理すると言えば全力で止めるよ！
そりゃ誰でも自分がやるって全力で言うよ！
プリンと醤油を混ぜただけで、紫色になるんだから、ね。
どんな化学反応だよ、と思ったよ。
クッキー作ってオーブン爆発とか、どうしたらなるんだよ、レベルですからね。
どんな化学反応起こしてるんですかね。
それだけ言いたかったんです。