雪月花

二之宮悠斗（CV:鈴村健一）:
二之宮財閥の御曹司です。お金持ちで頭も良く、プライドがかなり高い。
自分が完ぺきな人間だと思っているので、人を見下したような態度を取る事が多いです。
お金で全てが解決出来ると思っていて、人の心もお金で買えると思っています。
その辺りを主人公に覆されて、惹かれて行く、という感じでしょうか。
鈴村さんのこういう役は初めてだったので新鮮でしたね。
人を見下したような喋りが本当にムカつきます。
二之宮財閥の二之宮悠斗という鎧を着てる感じなのかな。
なので、本当の悠斗ってのが全く見えませんね最初は。
主人公に寂しそうだとか、可哀想だとか言われて、自分の価値観を覆されて、本当の悠斗が見れるようになるんですが。
そうすると喋り方も変わるんですよ。
あの人を見下したようなムカつく喋りじゃなくなる。
意外と子供、でしたね、実際の悠斗は。
何だこいつ、意外と可愛いんじゃないかと思った覚えがあります。
あああと、悠斗と言ったら忘れてはならないのが水着ですね。
遊園地を貸し切ってプールで泳ぐんですが……彼の水着がね強烈です！
金色のブーメランパンツ……あれは見た瞬間爆笑しました（笑）
それ本当に良いと思ってるんですか！　と聞けるものなら聞きたかったですよ。

そして真相ルートですが。
TYBの影で何かが起きていると感じた悠斗が、二之宮財閥の力を使って調べさせます。
そうして分かったのは、主人公に感染力も、殺傷力も最強だと言われるウイルスの種が埋め込まれていると言う事。
そして、そのウイルスを消す為のワクチンが、女子高生のみを狙うとニュースになっている殺人鬼だという事。
主人公に埋め込まれているウイルスは、クリーピングⅥと言うんですが。
これが人の想いを媒介にして育つモノ、なんです。
そして、そのウイルスは7日の間に育たなければ消滅してしまう。
TYBの開催期間が7日間……そう、TYBはこのウイルスを育てる為に開催されているモノ、という事になります。
想いを媒介にして育つウイルスを消す為のワクチンなので、やはりこちらも人を媒介にして育てるモノだったりします。
この殺人鬼に関しては、このディスクではこれ以上詳しいことは分かりません。
ワクチンについても、キラーナイチンゲールと言う名前だと言う事と、黒い鳥が集まって人型を成す事が出来るという事くりらいでしょうか。
あと、普通の人ではワクチンである殺人鬼を倒す事が出来ないと言う事。
ウイルスにとってワクチンが天敵であるように、逆もまたしかりです。
主人公の近くにいたTYBに出場した男性たちは既にウイルスに感染してます。
ただ、感染しても、主人公の中でウイルスが育たなければ発症はしないようです。
真相ルートに入らない限りは、主人公の中でウイルスが育つことはありません。
ウイルスが育つと、主人公の腕にハート型のあざが出来るんですが、主人公が強く想う相手にも、同じようにハート型のあざが出来ます。
そのあざが出来た男性は、主人公と同じような力を持ってるらしく、だからワクチンである殺人鬼に対抗出来ると言う事になります。
主人公は、ウイルスが育ってしまうと、植物人間状態になってしまうらしい。
そして、全世界の殆どの人間が死滅してしまうらしい。
一部とある条件を満たした人間だけ生き残るらしいですが……それは本当に少ないだろうという事らしいですね。
あと、このTYBを主催してる会社がウッドリンクというんですが、このウッドリンクは元々このウイルスを育てる為の会社の隠れ蓑のようですね。
ウッドリンクのプレジデントは何故こんな事をしているかと言うと、恒久的な世界平和を願っているらしい。
辿りついた結論が、真実の愛を持ってる人だけが残れば争いは起こらないという事らしい。

悠斗は、これらの事を調べて、殺人鬼に対して嫉妬するんですよね。
自分が欲するモノに執着する殺人鬼に対する嫉妬。
その感情を主人公にぶつけて、けれどそれを受け止めて貰えて、本当に大切な相手だと思うようになる。
主人公が生きていれば、世界中の殆どの人が死滅してしまう。
けれど、大切に想う主人公を殺す事なんて出来ない。
そんな葛藤はシークレットテイルで見る事が出来ますが、そんな葛藤を経て、悠斗は自分の想いと願いを放送します。
その願いに答えて、TYBに参加している他の男性が、黒い鳥を集めて来てくれる訳ですね。
黒い鳥が集まると殺人鬼になりますから……集めて人型を成した殺人鬼と対峙して……となります。
殺人鬼の心臓から採取した血液を主人公に与える事で主人公の中のウイルスを消す事が出来ると分かったので、そちらを選ぶ訳です。
そうすれば主人公も世界の人達も助かる訳ですから。
まあこういう事を経てなので、真相ルート後の方が、通常の恋愛エンド後より何となく親密さが増してる気がしますね。
殺人鬼に対して嫉妬するのは悠斗だけですから！
その辺が見どころですかね。

岬虎太郎（CV:森久保祥太郎）:
フルーツ屋の息子なので、主人公の事をベリーちゃんと呼びます。
言動が軽くて、いいヤツなんですが、友達止まり感じのキャラですね。
実際そう言われる事が多いようで、今まで99回告白して99連敗らしいです。
言動が軽いために、言ってる事を信じて貰えない事が多いらしいので、彼の言う事を信じてあげる事で――って感じですね。
確かに言動は軽いんですが、虎太郎はホントいいヤツです。
意外とカッコいい一面を見ることも出来ますしね。
真相ルートは、悠斗が真実を教えてくれて、虎太郎が殺人鬼と対峙する事になりますね。
このルートは、TYBの他の男性キャラが協力してくれるわけではなく、その場に居た人達が協力してくれます。

百瀬歩夢（CV:代永翼）：
巣鴨のお年寄り達のアイドルです。
本当に良い子です。
三人との合同デートでは、歩夢が悠斗と虎太郎の緩衝剤になってますね。
巣鴨という場所が好きで、そこに住んでいる人達が大好きです。
その辺りを理解してあげる事で、――って感じですね。
真相ルートは、彼の尊敬しているお兄さんが、巣鴨の開発計画をしていると知って、その事務所に乗り込みます。
強制立ち退きさせられたお年寄りが悲しんでる、と。
歩夢は皆が平等に幸せに、という理想を持っていて、それが当然みたいな考え方なんですよね。現実が見えてないのか、見てないのか分かりませんが、そんな感じです。
お兄さんは、巣鴨の現実を知っていて、このままだと巣鴨は消えてなくなると分かっている。
それを救うために一部の犠牲が必要だと言う考えですね。
まあ現実的にはこちらが正しいとは思います。
純粋と言えば聞こえはいいですが、幼いんでしょね、歩夢は。
ただ、彼もカッコいい一面をちゃんと見る事は出来ますよ。
彼の理想にはどうしても共感出来ませんでしたが。
全体を救うために一部の犠牲ってのは……つきものだからなあ、どうしても。
歩夢は、結局、主人公か自分が大切に思う巣鴨のお年寄り達か、どちらを選ぶかという選択肢を突きつけられる訳です。
まあ最終的には両方救える訳ですが、その辺りの葛藤で多少は彼も大人になった感じかな。
どっちもら諦めないと、届かない夢だとしてもそれに向かっていくとまあ決意する訳ですね。
此処でもやはり悠斗が真実を伝えに来てくれて大活躍です。
で、他のルートと同じように、此処では歩夢が殺人鬼と対峙します。

なんか虎太郎のが一番短かったけど（苦笑）
悠斗はキーパーソンだから仕方ないんですよね、長くなっても。
歩夢は理想関連の話があったからなあ。
まあでも、どのルートも面白いですよ。