TOKYO ヤマノテ BOYS Portable SUPER MINT@桐嶋伊織
- Jan 31, 2013
- Posted by 紅希
- Category : 乙女ゲーム TOKYO ヤマノテ BOYS Portable SUPER MINT 桐嶋伊織
評価:★★★☆☆
桐嶋伊織-きりしまいおり-(CV:鈴木達央):
公式サイトより転載↓
Entry NO.04 渋谷代表 ワイルドルーキー
年齢:16歳
血液型:B型
身長:186㎝
体重:67㎏
誕生日:3月14日
地元(活動拠点):渋谷
学校:都立 神蔵高等学校 1年C組
趣味:サーフィン
特技:バスケットボール
好きな食べ物:メガサイズのバーガー
嫌いな物:説教
告白の特徴:強引で自分勝手だが一途
伊織との恋は……
読者モデルで人気者、チャラそうに見えて
一本木のある硬派な伊織。
強引なアプローチに戸惑いながらも
彼の一途な想いに惹かれていき……。
↑公式サイトより転載 ここまで
エンディングは三種類。
ノーマルエンド、恋愛エンド、真エンド。
真エンドは、ノーマル、恋愛の両方のエンドを見ないと開きません。
続きからはネタバレありです。
真相エンドのネタバレもありなので、未プレイの方はご注意下さい。
恋愛エンド:
公式の説明にある、強引なアプローチってのがどれなのか正直良く分かりません。
強引だったっけ?
やたら可愛い可愛い言われます。
喋り方が非常にチャライんですが、実際はそうではなくて、男気があるというんですかね。
筋を通さないと気が済まない性格です。
読者モデルなんてやってるので、大会中も女の子に声掛けられたりします。
写メ一緒に撮ってとか、メアド教えてなど等。
それを全部断るんですね、今は主人公とデート中だから、ダメ、と。
そういうところはホントカッコいいですよね。
私の中で伊織はカッコいいイメージだったんですが、追加シナリオの伊織が結構可愛らしくて、ああそういえば伊織って主人公より年下だった! と実感しました。
年下なんですよね、見えませんが。
伊織には妹が一人いて、妹はとある事情により病院から出られない生活をしてます。
恋愛エンドではその辺はあまり関わってきませんが……。
妹をとても大切にしている良いお兄ちゃんでもありますね。
伊織の地元渋谷は、六本木(イエスの地元)の人達から襲撃を何度か受けて、怪我人も出ていて。
伊織は何とかしてくれと言われるんですね。
で、TYBの最中だしと悩むんですが、渋谷が本当に好きな伊織は、主人公にTYB続けられないと電話して、イエスを呼び出し一対一で戦う事にするんですね。
元々六本木の連中があちこちで暴れる原因となったのが、イエスが何かを探すようにあちこちで暴れていた事だったので。
イエスが暴れていた原因も……次のディスクで明かされますが。
それと、イエス自身には全くその気はないですが、一応六本木をまとめてるというかはイエスなので。
まあ、取り巻きが勝手にくっついてるだけなんですけどね。
イエス自身は誰ともツルまないので。
本人の意思とは関係なく、イエスが六本木のトップみたいになってますからイエスより伊織の方が強いと見せれば、六本木の連中も大人しくなるだろうというのが伊織の考えなんですが。
主人公は来るなと言われているにも関わらず、止めに行きます。
そのせいでイエスは興味を失い帰ってしまうんですけどね。
このディスクの主人公が一番気が強い感じがするかな。
伊織はTYB続けられることになり、(イエスと戦えば無事では済まないという事で続けられないって事だったらしいので)と言っても、最終日残すだけなんですけどね、この時点で。
妹が病院にずっといなきゃいけなくなった理由を聞くの、恋愛エンドでもあったかな。
まあ妹関連は、真相にかかわるので、真相エンドの方で書きます。
真相エンド:
HONEY MILKで明かされたウイルスだのワクチンだのと全く関係ない真相です。
殺人鬼は、合同デート三日目だったかな。
イエスによって倒されてしまいます。(恋愛エンドでも共通です)
この時のイエスと殺人鬼のやり取りから、イエスと殺人鬼って知り合い? って思いますが、その辺の疑問はこのディスクでは明かされません。次のディスクで分かりますので……。
真相関連のシークレットテイルで、イエスの探し物が、殺人鬼だったらしいことは分かりますが。
このディスクの真相ルートだけ、ちょっと特殊で、伊織の妹がずっと病院から出られない理由関連になります。
これが最後のディスクの真相にどう関わってくるか、この時点ではホント謎なんですけどね。
かなり深い関わりがあるんですよ。
5年前、伊織の妹いつきが9歳、伊織が11歳の時。
伊織の家はお父さんがいなくて、母親が必死に働いて、子供二人育ててたんですね。
だから、お世辞にも裕福な家庭とは言えなくて。
そんな中、いつきが子犬を拾い飼いたいと言うんですね。
伊織は、母親が苦労してるの知ってるから、犬を飼う事で、犬のえさ代やら何やら増えて、余計母親が大変になると思い、いつきに、ダメだと言うんですね。
他に飼ってくれる人と探すように、と。
いつきは、分かったといい、飼い主を探し、見つかったというんですね。
でもそれは嘘で……飼い主は見つからず、いつきはそのあたりにあった、廃工場でこっそり犬を飼ってたんです。
で、とある大学生が(この大学生が誰なのかは、絵は出ませんが、声で分かる方は分かるかと)ある日その廃工場の入り口に罠を仕掛けるんですね。
別にいつきをその罠にはめる為じゃないですよ。
何で大学生が罠を仕掛けたかはこのディスクでは分からないんですが、ちょっとしたいたずらで、まあ誰でもやるようなそんな事です。
運悪く、その罠にいつきが掛かってしまい、更に運の悪いことに、その廃工場にはかなり危険な薬品が放置されてたんですね。
それを罠にはまり驚いたいつきが浴びてしまった。
その薬品のせいで、いつ心臓が収縮してもおかしくないという体になってしまい、病院から一生出られない状態になってしまったんですね。
その大学生は、いつきの病院を訪ね、謝らせてくれと伊織に頼むんですが……伊織はそれを拒否するんです。
大学生は結局謝ることも出来ず……。
伊織もね……、そうする以外自分を保てなかったんだろうなと思うんですよね。
伊織自身後で気付いたらしいんですが、自分が悪いと思ってたらしいんです。
あの時犬を飼っちゃいけないと言わなければ、せめて飼い主を一緒に探しに行っていれば。
そんな思いがあり、けれど自分のせいだと認められず、謝りたいという大学生に怒りをぶつける以外、出来なかった。
誰も悪くないんですけどね。
誰が悪いというなら、そんなところに、危険な薬品を放置した、その廃工場を使ってた人達、でしょう。
大学生がしたことも、全く悪くないとは言えません。
けれど、本当に誰もがするような事なんですよね。
で、渋谷と六本木で争ってるみたいなことを恋愛エンドで書きましたが。
このころ、かなり荒れていて、切っ掛けは確かにイエスがあちこちで暴れてそれに便乗した六本木の取り巻き達があちこちで暴れたってのだったんですが。
実は、その暴動を陰で煽ってる奴が居る訳です。
ネットの掲示板に、六本木には殺人鬼の正体は渋谷のホストだと書き、渋谷には殺人鬼がイエスだと書き込む。
まあ、殺人鬼を刺したのイエスですから……違うってのは分かってるんですが。
でも、その現場を見てたのはあの場に居た人達だけですからね。
それを信じ互いに互いが悪いと責め、暴動が激化していく訳です。
そのネットに他人を装い、いわゆる成りすましってのですね、複数の人数で書き込んでる風を装い、一人で書きこんでる人物を、インスペクターと名付ける人達がいます。
IPからそれらの書き込みが同一人物だと特定した人達ですね。
彼らは最初は傍観してるんですが、流石にやり過ぎだという事で、あちこちでそれを暴露し始めます。
で、実はハマー事濱田慎之介もその事実に気づいていて。
伊織と主人公に接触し、そのことを告げるんですね。
伊織は、自分の好きな渋谷が、そんな一人の遊びみたいなののせいで荒れて、怪我人も沢山出てる状況が許せなくて。
ハマーがそのあたりの事を話してる最中に、インスペクターが面白いことを始め……。
その文章がまた腹のたつものなんですが、最後に、「君たちは、お兄ちゃんを傷つけた」というような文章が出るんですね。
それで伊織は一つの可能性に、気付く訳です。
ハマーにどこからこの書き込みがされてるか特定できるか聞き……特定した結果、いつきが入院している病院の名が告げられます。
……インスペクターはいつきだった、と。
問い詰めに行くんですね、伊織と主人公で、何でこんなことしたんだ、と。
でもいつきは、それが悪い事だという事さえ分かってない感じで……。
ずっと病室に閉じ込められてる状態で、まあ精神的に少し可笑しくなってる感じでしょうか。
あれは怖かったですよ。
あの時のいつきの立ち絵も本当の楽しそうな感じで、しかも全く悪びれた感じがなくて。
怖かった、本当に。
伊織の真相エンドは相当キツイです。
一度見て、知ってるんですが、やはり何度見てもキツかった。
恐らくどの真相エンドよりもキツイかもしれない。
イエスの真相エンドも切ないですが、伊織のは痛いですからね、色々と、本当に。
いつきの寂しさにも孤独にも、傍にずっと居たのに気づけなかった自分の罪だということで、伊織はいつきのしたことの責任を、自分が取ります。
インスペクターが自分だと、都内のモニターを悠斗にジャックしてもらい皆に告げ、……渋谷にいく訳です。
渋谷では、六本木の連中が、伊織のせいだ! と渋谷の連中を攻めたてていて、渋谷の連中は伊織なんか知らないと、関係ないと、自分たちだって裏切られたんだと言いあってて。
伊織がどれだけ渋谷が好きでそこに住む人達の事を思ってるか分かっててこれを見ると、本当にキツイです。
六本木の連中の言い分より、渋谷の連中の言い分がキツかった。
そこに伊織が現れて、まあ渋谷六本木両方の連中にぼこぼこにされる訳です。
もうね、ホントいろいろ痛いです。
それが始まる前イエスがその場にやってきて、「こいつら何やってんだ?」とか言うのが見れますが。
まあ、傍観してる感じですね、イエスは。
ここは主人公もかなりキツイ立ち位置に立つことになります。
その場で、伊織をぼこぼこにする連中の陣頭指揮を執る、という立ち位置になりますから。
何もかも知ってて、でも伊織がそれを望んでることが分かってるから……そうするんですが。
ネットの情報を、簡単に鵜呑みにするような連中です。
主人公の言葉に簡単に扇動されてくれます。
最終的に、限界になった伊織は主人公の元へと近づくんですが。
主人公のところに倒れ込み……それでもどうにかしようと言う人達に対し、ずっと傍観してたイエスが「もう勝負ついただろ、帰るぞ」と六本木の連中を連れて帰るんですよね。
そんな六本木の連中をまとめるようなこと、したことのないイエスが、ね。
他の場面とかだと、「帰る」とか言うだけで、「帰るぞ」なんて皆に言う事ないですからね。
周りが「帰る」というイエスに勝手にくっついて行くだけって感じだったのに。
当然伊織も、どういうつもりだ、とか聞きますよ、イエスに。
イエスがそんな奴じゃないって知ってるから。
六本木の連中がイエスに連れられて帰ってしまい、残された渋谷の連中も、戦意喪失して。
でまあ、かなり酷い怪我をしますが、伊織は助かる訳です。
でもね、伊織は渋谷に居られなくなってしまうんですよ。
いつきも病院をうつり、渋谷以外の場所で生活していくことになります。
どれだけ伊織が渋谷を好きだったか知ってると、本当に、切ないです。
いつきは、この辺シークレットテイルで見れるんですが。
伊織が大怪我したことで、ネットで調べるんですね。
伊織がインスペクターとして皆にぼこぼこにされてる動画を上げた奴がいたらしく。
それを見てしまう訳です。
インスペクターは私なのに……私のせいでお兄ちゃんが、インスペクターが悪いことをしたからお兄ちゃんが……というような事を呟いて、叫んで……。
本当に、分かってなかったんだなあと思いましたよ。自分がしたことがどういうことなのか、悪い事だって事も何もかも。
いつきの願いが純粋なだけに、キツイんですよね、この真相。
ただ、外と繋がりたかった。病院の外の世界と、繋がりたかった。
その一心なんですよね。繋がる方法を見つけ、凄く嬉しそうに伊織に言ってたのが、また本当切なくて怖くて。
その願いが純粋故に、怖かったなあ、あれは。
いつきは、自分がしたことを封印してしまったらしく、覚えてないんですよね、最後には。
自分がしたことのせいで兄が傷ついたことが、相当堪えたんでしょうね。
伊織の傍には主人公が居て、いつきは新しい病院で心の方も直していく、という感じで終わります。
まあね、ウイルスだのワクチンだのってのが、殺人鬼が早々に殺されてしまい、全く絡んで来ませんが。
このね、過去の色々が……かなり真相の謎に深く関わってきます。
ただ、この真相エンドは、伊織は妹の方が大切なの? と思う方が多いらしく、あまり評判は良くありません。
私は別の意味で、もう少しどうにかならなかったかなとは思いましたが。
イエスと殺人鬼の関係の伏線を張りたいのは分かるんですが、伏線の張り方が大きすぎて。
ただでさえ、このディスクは、六本木と渋谷、新宿あたりの暴動が主題なので、イエスが出張るんですよ。
そこに持って来て、イエスと殺人鬼は知り合いなの? というような伏線があんなに大きく張られてるわけで。
イエス目立ちすぎ、と言う感じになってしまうんですよね。
メインは伊織なんだから、さ。
このディスクの他の二人の真相には、イエスは出てこないんでいいんですが。
メインである伊織のルートにはどうしても出て来てしまいますからね。
もう少しさりげなく、伏線張ってほしかったなあ。
でもまあ、イエスと殺人鬼の関係は、真相に深く関わるから仕方ないんだが……。
シークレットテイルまで見ると、何故イエスが殺人鬼を殺せたかというのも分かりますよ。
普通の人間には殺せないんですよね、殺人鬼。
まあ、主人公もだけど。
前のディスクにあった主人公の中のウイルスがどうなったかも、シークレットテイルでちゃんと見れますので。
このゲームはね、シークレットテイルを見ることで分かることが結構あるので、面倒でも全部回収して見ることをお勧めします。