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テイルズオブヴェスペリア

PS3版をプレイしてます。
今回のテイルズはものすごーく長かったです。
サブイベントいくつか落としてプレイ時間100時間超えですから、吃驚です。

アニメを見てるんじゃないかと言うくらい綺麗です。
それと、今回のテイルズは大人向けだなという印象でしたね。
主人公の年齢が21と、20歳過ぎというのも原因の一つかとも思いますが。
RPGの主人公が成人してるのは珍しいですよね。
大概少年ですから。

でもテイルズにしては珍しくあまり泣けなかったですね。
でも、本当に面白かったです。
評判がかなりいいゲームでしたが、分かりますね。
主人公ユーリと騎士団に居るフレンの友情が本当に良く描かれていて。
目指すものは同じなのに、この二人は正反対と言っても良いくらい性格が違う。
だからこそ衝突もする。
でもね、間違ってる事を間違ってると指摘できる、本当に良い友人関係です。
剣を交えて分かりあうとか、もう大好物な私にとっては、本当に面白かったですよ。

以下ネタばれありの為隠します。

魔導器(ブラスティア)が生活に欠かせない世界ですね。
アクエブラスティアの魔核(コア)が盗まれ、下町が水浸しになるのがこの物語の始まりですね。
貴族街にコアを取り戻すためにユーリは行って、騎士団に捕まり城の地下牢に入れられます。
逃げ出す途中で謎の少女(のちに仲間になるエステリーゼですね、お姫様なんですが)と会い城から連れ出してくれと言われ、連れて逃げる事になります。
エステル(エステリーゼの愛称)の目的は騎士団のフレンに危険を伝えることで、ユーリの目的は下町のアクエブラスティアのコアを取り戻すこと。
その二人が、結界(シルトブラスティアと呼ばれるもので街全体に結界を張り、そのお陰で街に魔物が入り込まない)の外へと出て行く。
その過程で仲間も増え、当初の目的とは段々と違うものになっていきます。

エステルは途中でエンテレケイヤ(漢字忘れた)に世界の毒だと言われ、それがどういうことか知るために旅を続けます。
お姫様なんで、城に戻るようにと何度も言われますけどね。
ブラスティアはエアルと言うものを使って動いてるんですが。
このエアルの量が増えると人体にもそして世界にも害を与えるものになって。
実はその量をエンテレケイヤは調節してる訳ですが、外見が魔物にしか見えない為襲われる事もあります。
まあ、それだけが理由ではないんですけどね。
エンテレケイヤの命が尽きた時、聖核(アパティア)というものになるんですが、それは今までエンテレケイヤがエアルを食べ調節して来たモノが長年掛けて蓄積されたもので、コアはこれを砕いて作ったものなので、それが持つ力は相当なものですね。

その力によって古代の兵器(だと思っていたもの)を復活させるのが、アレクセイですね。
アレクセイは聖核とエステルを使って古代の兵器を復活させるんですが。
彼は彼で、帝国が支配する世界を変えたかったんですね。
貴族や有力者だけが優遇される世界を変えたいと、思いは純粋なはずなんですが、長い年月を掛けても中々変わりませんよね。
だから、自分が力を得て支配すればという思想に変わって行ったのかなと思いますね。
戦って彼を倒すんですが、最期、自分が復活させたものが実は兵器ではなく、古代の災厄、星喰み(ほしはみ)を封じて居たものをよみがえらせ、災厄を蘇らせてしまったのだと知り、最期涙を流すシーンが凄く印象的でした。
彼は変えたかっただけなんだなと、思いましたね。
エステルを攫って道具のように扱ったのは確かに良くないですけどね。
彼は完全に確信犯でしたね。
自分の手を汚すことも厭わないですが、それらの罪を罪だと思ってないんですよね。
自分がやってる事は正しいと思ってる。まさに確信犯。
目標としてるものは同じなんですが、取る道が皆違うんで、その違いを見るのも面白いんじゃないかな、このゲームは。

で、エステルを攫うのは、アレクセイの命で動いていた、仲間でもあるレイヴンなんですが。
彼は実は、騎士団のシュヴァーンで、人魔戦争で命を落としたはずの人ですね。
心臓をアレクセイによってブラスティアに変えられ、無理矢理生かされた人。
アレクセイにとっては道具でしかないんですけどね。
だから彼は、生きてないんですよね。
動いては居るけど心は生きてない。
人魔戦争で、彼はもう死んでるんですよ。
だからただただアレクセイに従う。
それが正しかろうが間違ってようが関係ないんですね。
死に場所を求めても居たんでしょうね。
でも、ユーリ達と戦って、自分の部下に助けられて、彼はやっとレイヴンとして生き始めるんですね。
ホントとぼけたおっさんなんですが、敵として立ちはだかった時は強いですよ。
あとサブイベントで見れる彼の過去も切ないですね。
普段とぼけてるだけに、ホント切ないですよ。
アレクセイはパティ関連でも、かなり外道だと思われる事をしてますので、最期のあの涙がなければ、倒した事に心が痛む事もなかったんですけどね。
話し合う事が出来たら、間違ってるよと指摘してくれる友が居たら、彼はこんな道を歩くことはなかったんだろうなと思いますよ。
そういう意味でアレクセイはかなり印象に残りましたね。

今回主人公のユーリも、悪役ぎりぎりの線に居るようなキャラです。
彼は、法律で裁けない悪人を二人程斬ります。
人殺しですから、罪は罪です。
殺されても仕方ないと思える悪人でも、手を下したら駄目ですからね。
それを分かった上で、罪は罪だと認めた上で、それでも、その悪人二人を野放しにしておけば間違いなくなんの罪もない人が沢山犠牲になる。
現に彼らはそういう人たちを人とも思わずに犠牲にしてきてますから。
それでも権力をもった彼らを帝国の法は裁くことは出来ない。
だからというユーリの判断も分かるんですけどね。
それが良い事だと言ってしまうのは、怖いですしね。
かと言って、ユーリのやった事が悪だとも言えない。
騎士であるフレンはユーリが二人目を手に掛けた時たまたま目撃してしまい、ユーリに迫る訳ですが「俺はもう選んだんだぜ」というヴェスペリアの台詞は、此処で使われます。
その罪を一人で背負うことを決めて、罪は罪だと認識したうえで彼は自分の手を汚す道を選んだ。
それは、犠牲になる人達を見て居られなかったからというのがあるんでしょうね。
実際ユーリが手を下した二人は、やった事は酷い事ですからね、本当に。
大人向けだと最初に書いたのは、これも原因の一つです。
ユーリの行いを良い事だと思ってしまうのは本当に怖いので。
でも、悪だとも断じる事も出来ない。
分かりますからね、ユーリの思いは、本当に。
フレンも法律が正されるまで我慢して犠牲になれと言うのかとユーリに言われて悩みますしね。
善と悪、それしかないのなら楽なんですが、その線引きは曖昧で、本当に難しい。
全て一人で背負ってしまうユーリの生き方は、本来なら痛々しいんですが、彼がそういう素振りをあまり見せない為、痛々しさは少ないです。
何もかも分かってて分からないふりをしてるんじゃないかと思うことも多いキャラですね。
察しもいいし、周りも良く見てる。
気遣いも出来るというキャラです。
その上で、罪を罪として認め背負っていける強さも持ってる。
どちらかと言うとあまり感情を露わにする方じゃなくてクールな印象ですが、内に熱いものは秘めてるんだろうなと言うキャラ。
珍しく、主人公キャラ好きかもと思いましたね。

実は私アレクセイがラスボスだと途中までずっと思ってたんですよ。
でもラスボスは、サブイベントで何度か会うデュークなんですよね。
彼も人魔戦争関連の犠牲者だろうな。
そこで英雄と呼ばれたのに人に裏切られ、人を滅ぼしエンテレケイヤと世界を救う選択をする人。
裏切られたため人を信用出来なくなってるんですよね。
最終的にユーリ達の目的も星喰みをたおし世界を救う事になるんですが。
とは言え世界を救うなんて大層な事思ってる感じじゃないんですけどね。
でも取り敢えずは世界を救うことが目的なのはどちらも一緒なんですけどね。
此処でも選ぶ道が違うと違ってしまうとうのが見れますね。
ユーリとフレンの二人もそうですけどね。
まあフレンが歩く道が一番正当なんだろうな。

正義を貫くというのが今作のテーマのようですが。
プレイした感想としては、自分の中の正義を貫く、という意味だろうと思います。
正義としてしまうと、ユーリの行為は正義とは違うしね。
ま、正義なんてのは本当に難しくて、共通の正義なんてそれ程多くはないと思いますけどね。
そういう意味でも自分の中の正義なんだろうな
それを貫ける強さってのは、持てたらいいですね。

ゲームとしては本当に面白かったです。
かなりクリアまでに時間は掛かりますが、苦痛に感じない程に面白かったですね。

今回ボス戦には全てシークレットミッションが設定されてます。
シークレットですから当然ゲームをしている限りではそれは公表されません。
攻略サイトには載ってますので、トロフィーコンプしたい人は見ながらやるのがいいかなと思いますよ。
まあ見ても出来ねえよこんなの! ってミッションありますが。
どうしてもザギを海に落とせません私は!
どうすれば落ちるんだザギ!
ひっくり返せだの、海の落とせだのっていうシークレットミッションがありますよ。
サブイベントこなさないとシークレットミッション達成出来ないのもあるんで、攻略サイトは必須かなと思います。
それと今作はサブイベントで相当お金を使いますんで、お金ためるのが大変ですよ。
最低でも160万ガルド必要ですからね……。

武器防具は買うことも出来ますが合成も出来ます。
合成でしか手に入らないものもありますが、素材がね集まらないんだよ!
次こそラストフェンサー合成してやる!

あ、そうそう。
魔装具と呼ばれる武器が、仲間キャラ全員分あるんですが。
それを全部集めてからラスボス戦に突入すると、ラスボス戦が2戦から3戦になります。
通常だと第二形態までなんですが、ラスボス戦は。
魔装具全部集めると第三形態まであるらしい。

それとクリア後しか行けないところに今作最強の敵がいるらしい。
おなじみのソードダンサーは3戦までありますが……3戦めはかなり苦戦したんで、もっとレベル上げないと最強の敵には挑めません。
のんびりと、二周目はプレイしたいと思います。
サブイベントも全部回収したいですしね。

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