雪月花

まずは、共通ルートの話から。

どのルートに入りたいかによって、絶対に助けなきゃならないキャラが居たり、見なきゃいけないイベントがあったりします。

全部のルートの条件を満たすことも、出来ます。

物語は、COMPという携帯ゲーム機ですね、それをナオヤから渡され、山手線の内側に閉じ込められるところから始まります。

そのCOMPは改造されたもので、悪魔召喚が出来たりします。

初回は、COMPから現れた悪魔を倒すことで契約しますが、以降はオークションで悪魔を入手し、合体させることで強い悪魔を作って行くことになりますね。

山手線の内側に居る人達は、全員例外なく閉じ込められ、7日目の18時までに結果が出ない時には政府に全員殺される、という事実を、主人公達は知って行くことになります。

色んなキャラと関わり、そのキャラや民間人を悪魔の力を借りて助けて行く事で、物語は進んで行きます。

強制イベントもありますが、イベントを見落とすと助けられないキャラも居るので注意です。

そのキャラが生存してないと開かないルートもありますので、出来れば助けられるキャラは全員助けた方がいいかな。

ルートの条件を満たすと、6日目の夜に、条件を満たしたキャラからメールが来ます。

7日目朝に、どのルートに入るか決断します。

7日目は入るルートによって戦う敵や、一緒について来てくれる仲間が変わります。

ここまでが共通のルートの話ですかね。

 

さてでは、アマネルートについて、ですね。

 

アマネの父親が教祖を務める翔門会という宗教団体、ですかね。

彼らが「主上」と崇める存在が実は、ベル・ベリトという悪魔です。

いずれ訪れる神の試練に対抗する為に、悪魔ベル・ベリトと契約する。

神の試練が二度と訪れないようにという彼の強い意志にベル・ベリトが応えた結果、契約したらしいが。

実際は、ベル・ベリトがベルの王になり、神を倒す為に利用されたに過ぎない。

教祖は最終的にベル・ベリトに身を捧げる事になりますからね。

アマネの中には、ベル・ベリトから遣わされたというイザ・ベルという悪魔と、レミエルという天使が居ます。

イザ・ベルはゲーム終盤までは、闘いにより傷つき眠っているが、アマネルートに入ると、レミエルから、アマネの意識がイザ・ベルに浸食されてしまう、と言われ、アマネの心の中でイザ・ベルと戦う事になる。

アマネルートでは、主人公はベルの王になり、神の教えを広める救世主になります。

神に従うレミエルの言葉通りに行動していくことになりますが。

まあ、うん。

このルートをプレイして思ったのは、ナオヤの問いに答えた通り、神ってのは平等じゃないんだな、って事かな。

ホンダさんというキャラが出て来るんですが、彼がね。

そりゃあね、彼がやろうとしてたことは良い事ではないかもしれないが、息子さんの手術の為ってのを考えるとなあ。

しかも結局、息子さんは……ですし、ホンダさんも、息子さんの傍にいてやれなかった。

政府によって行われた、山手線の内側を封鎖するというこの行動の背後には、天使が居るんですが。

神が本当に全知全能ならば、息子を思うホンダさんを何でどうにかしてくれないのか、と思ったなあ。

信用出来ねえ、と思いつつ、このルートをクリアすることで合体解禁される悪魔が魅力的だったためにこのルートに入ったんですが。

もうね、天使レミエルの言葉には反発しか浮かばなかったなあ。

あんまり神神言われるもんで、途中でイラっともしました。

しかも最終的に、主人公の姿はなくなってるし。

主人公はどうなったんですかね。

ベルの王になったから、魔界に行ったのか、救世主として神の傍に行ったのか。

それとも別の場所に居るのか分かりませんが。

最後、仲間と共にいなかったんですよね。

仲間の中に主人公の姿だけなかった。

アトラスの主人公は、幸せになれない運命なんだろうか……。

 

RPGは好きで良くやりますが、7日目の、移植前のラスボスですね。

移植後8日目が追加されてるので、実質的にラスボスじゃないんですが。

7日目のラストバトル、バ・ベルとの戦いが、ね！

6連戦って……。

いや、3連戦くらいは他のゲームでもあったが、流石に6連戦は初めてだった。

しかもこのゲーム、MPやHPを回復するアイテムがないです。

HP回復はディア系の回復魔法しかないし、MP回復は、天使系が持ってるスキルで回復するしかない。

だからもう、MP回復出来る天使系や、HP回復出来るスキルを持つ悪魔を何体か作っておいて、交代させながら戦うしかないです。

6連戦は初戦では勝てませんでした。

だってさ、それまで戦って来たボスが次々出て来る6連戦なんですよ。

初戦では流石に勝てませんでした。

 

後はまあ、ナオヤの正体にも吃驚でしたね。

成程、そういう事か、と思いました。

ナオヤと主人公の関係は、うん、まあ、ね。

これ、キリスト教圏では、発売出来ないな、と思いました。

題材としては、かなりあちこちで使われているモノです。

でも、中々面白い設定でしたね。

この辺の設定については、ここでは触れません。

ナオヤルートでは多分触れない訳にいかないとは思いますが。

 

アマネルートは以上です。