ナオヤ@DEVIL SURVIVOR OVER CLOCK
- May 26, 2013
- Posted by 紅希
- Category : RPG アトラス DEVIL SURVIVOR DEVIL SURVIVOR OVER CLOCK ナオヤ・カイドー
評価:★★★☆☆(3.5)
ナオヤ -直哉(名字は主人公と共通。主人公にデフォルト名はありません)- (CV:谷山紀章):
24歳。主人公の従兄。数年前まで主人公と同居していた兄のような存在。
天才プログラマーとして知られている。
主人公達が、東京封鎖に巻き込まれた元凶。
悪魔召喚出来るCOMPを作った人物です。
ナオヤはネタバレが多いので、これ以降は続きからに書きます。
実は、アダムとイヴの息子であるカインであり、弟のア・ベルを殺した咎から農作物を作れなくなるだけじゃなく、神に罪の懺悔を悟るまで記憶を保ったまま永遠に転生される呪いを掛けられた。
神への復讐の為、主人公を諭し魔王ロキと組んで暗躍する。
元々、その為に主人公達をこの封鎖に巻き込んだ。
主人公に対しては、愛憎入り混じった複雑な感情を持っており、ルートによってそれを見る事が出来る。
このルートは、カイドー -二階堂 征志(にかいどうただし)- (CV:間宮康弘)と共通です。
移植前は別ルートだったようですが、殆ど同じと言う事で移植後統一された模様。
このルートでアマネの父親の本心を知ることも出来ます。
アマネの父親は、神から自由になる為に、悪魔の力を借りようとしたようですね。
神の試練は今回だけとは限らず、今後もある可能性がある。
神から自由にならない限り、この先何度もこんなことがある。
だから、神から自由になる道を、と言う事になったようですね。
ナオヤルートは、天使や神に逆らい、最終的に神から自由になる、ルートですね。
主人公は全て終わった後、魔王として魔界へと行ってしまい、そこで悪魔VS神の戦いをして初戦は勝ったようですね。
このルートだけじゃないんですが、天使がホント上から目線で、だから、アマネのルートよりこっちの方がまだいいかなと思えてしまいますね。
永遠に神の管理下で生きていくなんてのは、ね。
このゲームの元が、旧約聖書にある、カインとアベルの話、なんですね。
実際旧約聖書では、カインは懺悔し許されてますけどね。
なので、記憶を保ったまま転生させられるという罰は、オリジナルでしょうね。
そこに、悪魔も絡んできて、東京封鎖とかね。
凄い発想だね、ホント。
あとは、そうですね。ナオヤの本心は、神への復讐ですから。
その辺はアマネルートで良く分かりますが。
神の子ア・ベルを魔王にし、神に戦いを挑ませるというのがまあ、ナオヤの復讐らしいですね。
それを知ってると、ナオヤの言う事を素直に受け取ることもまあ出来ないんですが。
でも、アマネルートの天使に従うルートよりはこっちのが良いかな。
ただまあ、天使が魔王となった主人公のせいで封鎖が解かれないと言い、主人公を殺せと言った事で、自分たちの為に死んでくれと色んな人から言われる事になりますね。
アトラスのゲームは、ペルソナではあんまりこういうのないですが、グローランサーでは同じようなのがあるんですよね。
流石に酷いなとゲームしてて思いますが、一週間山手線の内側に閉じ込められ、悪魔に襲われ。
そんな極限状態でやっと封鎖が解かれると言う状況で、主人公のせいで封鎖が解かれないとなったら……仕方ないのかもなあとは思います。
でも、見てて気分のいいものじゃないですけどね。
主人公は高校生だし、明らかに主人公より大人な人達が「自分たちの為に死んでくれ」とか言うんですから。
それしか助かる方法がない、と言われてるから仕方ないとはいえ、ね。
自分たちで何もせず、与えられた情報を鵜呑みにし、行動する。
まあ、現実でも良くあるよなあ、こういうの。
でもまあ、自分がその立場だったらと考えると、私も何もしないだろうからなあ。
ただ色々心の痛いルートでした。
結局、主人公達が交流していた政府の機関の人のお陰で、皆が天使の言う事を聞かなくなるんですけどね。
それまでは襲われますから。
アマネルートよりは最終的に仲間になるキャラは多いですけどね。
汚れ役は引き受けてやるというカイドーが大変男前なルートでもありました。
あと、主人公がこのルートを選んだ時仲間だったキャラが皆離れていく中、ずっと傍に居てくれたアツロウもいいやつですね。