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総評@DEVIL SURVIVOR OVER CLOCK

評価:★★★★☆

 

ストーリー:

公式サイトより転載↓ここから

[東京封鎖]

昨日までの平穏な街並みは、有刺鉄線とバリケードに囲まれた戒厳の街へと一変。

山手線内のエリアはすべて武装した自衛隊に包囲され、送電は通信などのライフラインもカットされる異常な事態を迎えた。

[極限状態]

封鎖区域の状態はみるみる悪化していく。

一般人に銃を向ける警官、限られた食料の強奪、人々のデマが飛び交い、人間同士の争いへと発展していく。

↑公式サイトより転載 ここまで

 

システム:

ハードは3DSですが、3DはOPムービーと悪魔合体のところ以外ありません。

なので、3D苦手な方でも大丈夫かと。

 

まずは、バトル。

コマンド型のターン制。マスを移動するタイプ戦闘です。

速の高さによって、行動の速さが決まります。

行動力というのがそれぞれのキャラに設定されており、これがなくなるとしばらく行動出来ません。

移動にも行動力が要りますので、考えずに敵に突っ込むと、フルボッコされます。

敵の弱点を突くことで、「エクストラターン」が発生し、より大ダメージを与える事が出来ます。

当然ですが、敵にもエクストラターンが発生しますので、使う悪魔を考える必要があります。

途中からマッカボーナスという、ゲーム内で使用できるお金をより多く入手出来るシステムが解放されます。

敵の弱点をつく、こちらがダメージを受けないなど、条件を満たすとより多くのマッカを入手出来ます。

 

悪魔は最初の一体以外は、オークションで入手します。

基本的には戦闘で倒した悪魔がオークション解禁されるようになってます(一部のボスを除く)。

特定のキャラのルートでないと解放されない悪魔もいます(合体も同じ)。

悪魔が自ら売り込んでいる、という設定なので、場合によっては悪魔が嘘をついている事もあります。

その場合、競り落とした後正体が分かり、マッカを払うかどうか聞かれますので、要らない場合は支払しなければ大丈夫です。

 

二体の悪魔を合体させ、新しい悪魔を作ることが出来る悪魔合体。

必ず合体前の悪魔より強くなる、という事はないですが、合体でしか入手出来ない悪魔もいます。

合体により、悪魔の弱点を消すことも出来ます。

能力の引き継ぎも、どれを引き継ぐか選べますので(種族スキルを除く)、より強い能力を持った悪魔を作ることも、可能です。

 

一日の始まりに、主人公達のCOMPにのみ、「ラプラスメール」というその日に起こる事を記したメールが届きます。

どこで何が起こるか書いてありますので、行動の指針にするのがいいかと。

ルートによっては、このキャラを助けないと入れない、と言うような条件がありますので、助けたいキャラが居る場合は特に役に立ちます。

 

COMPを持っている悪魔使いにのみ見える、余命表示。

ただし、グループを組んでいる場合は、ホストキャラにのみ見えることになってます。

ですので、主人公達はグループを組んでいるので、主人公のみに余命表示が見える事になります。

主人公達の行動によって、キャラの余命を増やすことも減らすことも出来ます。

基本的には主人公達も含めて、キャラの余命を増やす行動をしていくことになります。

 

以下、続きから、感想。

各キャラのルートの感想は、各キャラごとに書いてありますので、割愛します。

ユズルートで、ユズの「逃げよう」発言がかなり鬱陶しかったと書きましたが、ユズのこの発言によって絶望的な状況が強調されていると言う事もあります。

逃げる為に、出口を探しますが、出口はどこも封鎖されており、突破するにも命がけです。

銃を向けられたりもします。

一応食料の補給はありますが、空からヘリコプターで食料を落す、という、まるで猛獣の檻に食べ物を放り込むかのようなやり方。

COMPを入手した悪魔づかい達は余命が見える為に、自暴自棄になるものも多く。

そんな彼等が流した7日目に何かが起こるという噂や、封鎖内に閉じ込められ外に出られないという状況、そんなものが重なり、徐々に可笑しくなっていく人達。

警官や自衛隊も例外ではなく、一生懸命一般人を守ろうとする警官も居れば、一般人に銃を向け襲う警官までいる。

最初は封鎖内の人達を外に出さないように包囲していたはずの自衛隊員も、COMPを手にしてしまったせいで、封鎖内に閉じ込められ、自分達が外に出る為にと、悪魔使い狩りを始めたり。

食料も限られている為お年寄りなど弱い人達から食料を奪う、など等。

本当に少しずつ、皆が可笑しくなっていく様が見れて、それが危機感をあおります。

COMPを手にした悪魔使いの中には悪魔を使い人々を襲う者も多く、そのせいで悪魔使いに対する風当たりも強くなっていきます。

人を襲う悪魔と、悪魔使いが連れている仲魔の違いが一般の人には分からないというのも、原因でしょうね。

見た目は全く一緒ですし、分からないですよね、それは。

一般人を襲う悪魔使いや、悪魔から人々を守る主人公達ですが、守った人達に怖がられる、という場面もあったりします。

こういうところが、アトラスだなあ、と思いますね。

アトラスの作品には、こういうの多いですよね。

主人公達を操作しているユーザーも、守った人達の態度に憤りを覚えたりするわけです。

冷静に考えると、仕方ないんですけどね。

人々を助けたり、どうにか外に出る方法を探したりしている間に、主人公達はこの封鎖の真実を知ります。

そして、7日目に何が起こるか、も。

この、7日目に何が起こるかというのも、途中で情報を入手してないと、詳しいことが分からないようになってます。

同じ時間帯にいくつかの任意のイベントが起こりますので、どれを見るかは、ユーザー次第です。

キャラを助ける事を最優先にしていくと、全キャラ助ける事が出来ますが、そうすると見れないイベントも出てきます。

全部のイベントを見るには何周かする必要ありますし、場合によってはキャラを見捨てる必要もあります。

全部見なくても、全キャラ助けられればそれでいいというのなら、助ける事を優先にすればいいかと。

どういうイベントが起こるかというのまでは分からないので、どのキャラが関わってるという程度しか分からないんですよね。

なので、キャラと助けたい場合は、ラプラスメールを見て、行動する必要があります。

 

関わってくるキャラ以外の人達も助ける事がありますが、助けたから必ず感謝される、という訳でもないです。

自分達を襲ってくる悪魔を連れている、というだけで悪魔使いは恐怖の対象ですから。

更に、悪魔使い達があちこちで悪いことをしてるとなると、当然風当たりは強くなりますよね。

助けた相手に怖がられ逃げられる、とか、ね。

結構ぐさっと来ますよ、あれは。

アトラスゲームで精神攻撃は基本、ですからねえ。

これが困ったことに、精神攻撃する側の気持ちって言うんですかね。

それも分かるんですよね。

そりゃ、怖いよな、とか、さ。

本当にでも、封鎖されてから少しずつ少しずつ可笑しくなっていくあの様は、中々凄いですよ。

 

そして悪魔合体は、ついつい夢中になります。

この悪魔の弱点消すには、とか。

色々考えますね。

弱点つかれると、エクストラターンが発生してしまうので、悪魔の弱点は出来る限り消しておいた方がいいです。

耐性でも問題ないですが、無効や吸収が沢山ある悪魔は使えます、ホント。

あと、私が実際プレイして使えるなと思ったスキルは、吸魔と万魔の乱舞。

ラストまで使えるスキルでした。

回復要員の仲魔にはとくに、吸魔はあった方がいい。

天使系はHPを消費してMP回復するスキルあるけれど、それよりも吸魔だとダメージも与えられるのでお勧めです。

合体を上手くやれば、好きな仲魔に好きなスキルをつけることも可能なので(ある程度制約はあるとは思いますが)頑張れば好きな仲魔をずっと使える、かも。

 

とは言え、ただ仲魔のレベルをあげればいい、というものでもないんですよね。

戦闘によっては、特定のキャラが倒さなければならない悪魔が居たりしますし。

戦いの途中から逃げ始める敵も出てきます。

逃げ始める敵の場合、足止めする必要があります。

そういうスキルを持ってる仲魔が必要になってきますね。

アトラスのゲーム全体に言える事ですが、レベルさえ上げればいい、という訳でもないですね。

色々なスキルを駆使しないとクリア出来ないです。

それが面白かったりするんですけどね。

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