花咲くまにまに@白玖
評価:★★★★☆
白玖(CV:櫻井孝宏):
公式より転載↓
とある理由で、万珠屋(まんじゅや)の女形として座敷に出ているが、れっきとした男。
花魁と肩を並べて万珠屋を仕切っており、その独特の存在感と美貌は遊郭にも関わらずなんと女性客からの人気が大半を占めている。
用心深くやや潔癖症なところがあるため、近寄りがたい雰囲気だが、実はマイペースで子供っぽい部分もあり独占欲が強い。
好きな食べ物:高野豆腐
公式より転載↑ここまで
ネタバレありのため、続きから
白玖(はく)は、確かに美人さんだけど、ね?
声は男なんですよ、当たり前ですが。
主人公が、ね……女の人だと思ってたみたいなことを言うシーンがあるんですが、それは無理があるだろ! と思いました。
喋らなきゃいいかもだけど、声で分かるでしょ。
そして、声で分かるでしょともう一つ思ったのが。
白玖の正体は桂小五郎なんですが、主人公が中々白玖=桂小五郎だって気付かなくて。
声で分かるだろ! と思ってしまいました。
どう聞いても同じ声です。
私このゲームは、歴史は全く関係ないものだと思ってたんですよ。
なので、桂小五郎が出てきた時には驚きました。
しかも、倒幕派ですか!
佐幕派の方の、新選組は人気があるから、良く題材にされますが、倒幕側の乙女ゲームって初めてでしたね。
しかも、長州藩。
池田屋事件もありますが、京を追われたりもしますからねえ。
池田屋事件はこっち側から見ると、結構キツイですね。
京を追われたり、池田屋事件があったりするので、かなりシリアスです。
甘さは控えめかな。
そしてこのゲーム何が良かったかというと。
タイムスリップ物はいくつかプレイしたことありますが、主人公の心境の変化をここまで丁寧に描いている作品は初めてでした。
最初は現代に帰りたい一心だった主人公が、万珠屋で客として扱われ、何もすることがない為、居場所がなく孤独を感じ、裏方として働くようになります。
最初はただ、居場所を求めて、だったんでしょうね。
それが、働く中で万珠屋の人達と関わって行く中で、彼らの役に立ちたいと言う風に変わっていくんですね。
その辺の流れが凄く自然に描かれていて、良かったです。
主人公のこういう心の動きをここまで丁寧に描いた作品はあまりないですよね。
お陰で、すんなりと物語の中の世界観へと入り込めた気がします。
ただ、その分、共通章が長いです。
私はきにならなかったですが、攻略キャラとの甘いシーンを楽しみたい方には、あまりお勧めは出来ないですね。
一つの物語として楽しめる作品だと思います。
白玖は公式の説明に、独占欲が強いとありますが、うん、確かに強かった。
でも子供っぽいところもあって、可愛いと思える所もあったりするんですよね。
素直じゃないところがまた良かったりもします。
このルートで、というか多分他のルートでも分かるんだと思いますが、別名があるキャラの正体は分かります。
和助と倉間ですね。
彼等の正体はばっちりわかりますよ。
まあ、長州藩で桂小五郎と言うと、あともう一人は、ねえ。
一番有名なのは彼だろうし、知名度的にも、正体は分かるかと。
エンドは三種類。
[バッドエンド]
座敷で主人公が、客に斬られそうになったところを桂が助けてくれます。
ここまでは、三つのエンド共通です。
客を斬り、客は倒れるんですが、実はまだ生きてまして。
桂が背を向けているときに起き上がり、斬りかかってきます。
そして……桂は命を落としてしまうんですね。
そこにとあるキャラが登場しまして、桂を助ける事が出来るよ、と言います。
桂と出会う前の時間に主人公を戻すという事らしいですね。
ただし、桂は主人公の事を忘れてしまうし、その力を使うキャラも、残りの力がもう少ないらしく、これを実行したら主人公は二度と現代へと帰れなくなります。
さらに、桂とは関わらないようにして生きて行かなければならない。
主人公と桂が出会ってしまったら、同じ結末になる可能性があるから、ですね。
主人公は桂の事忘れてないから、切ないよねえ、これ。
しかも、その力を使うキャラも、消えちゃうんだよねえ、力を使い果たして。
[ノーマルエンド]
一人で現代へと帰ります。
主人公を襲った客を逃してしまうんですね。
そうするとまた襲ってくる可能性が高いじゃないですか。
なので、ここに居ると危ないからという事で現代へと帰されます。
現代へと帰った直後、とあるキャラが別れの言葉を残して消えてしまいますね。
力の残りが少ない設定は共通らしいです。
その後学校生活を送る主人公とちょっとした出会いが……、という感じでしょうか。
[グッドエンド]
江戸時代で二人で生きていきますね。
主人公を襲った客は桂によって殺されてしまいますが、その辺は、まあ、ね。
このエンドだと、とあるキャラは力を使わないので、居ますよ。
ただ、別のキャラが、ね……。
それ以外は、倒幕も成功し、二人一緒に居られるし、ハッピーエンドですよね。
さてでは、次は宝良(たから)の予定です。
ネタバレを見ない程度に、情報取集しまして、攻略順のお勧めは、大体、倉間は最後、和助も最後の方がいい。
宝良と辰義は続けて攻略した方がいい、というのが多かったので。
白玖→宝良→辰義→和助→倉間 の順で攻略する予定です。