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花咲くまにまに@倉間楓

評価:★★★★☆

 

倉間楓(CV:浪川大輔):

攻略制限あり。誰かのベストエンドを見るとルートが開きます。

公式より転載↓

万珠屋に出入りしている馴染の商人。

珍しい着物や髪飾りだけではなく噂話や異国の話も仕入れて来る腕利き。

誰にでも愛想が良く、常に笑顔を絶やさない。

飄々としていてつかみどころがなく、自分自身のことは一切話さないため、私生活は謎につつまれている。

好きな食べ物:焼き茄子

公式より転載↑ここまで

 

以下ネタバレありの為、続きから

和助さんのルートで倉間の正体は判明してます。

神使ですね。

万珠屋の近くにある神社に仕えているらしいです。

元は人間らしいですが、過去に贖い切れない大罪をおかしたらしく、その償いの為に、千年神社に仕える事になったようで、その過去の大罪とやらはゲーム中に明かされないので、結構気になる。

各キャラルートでネタバレをし、消えてきたキャラですが、彼のルートで細かいことが分かります。

主人公が元々江戸の生まれだと言う事は分かってますが、生まれたばかりの主人公を江戸から現代へと飛ばしたのが倉間ですね。

そして、主人公を現代から江戸へと飛ばしたのも、彼ですね。

まあ、江戸へついて早々に会った時に、「ここはどこ?」という主人公の質問に「江戸時代だよ」と時代を答えてくれた時点で分かりますが。

普通、時代は答えないよ。

 

彼の本体は、鳥、のようです。

鳥の姿の時に、主人公の母親吉乃に命を助けられたようで。

で、吉乃の最期を見届けた人物(?)でもありますね。

吉原大火で、逃げ遅れた吉乃に彼女の子供を託される訳です。

彼女の最期の願い、この子を安全な場所へ、というのを叶えた結果、主人公を現代へと飛ばしたらしい。

吉乃が、主人公が自分のように遊郭へと身を落すような事のないようにと願ったかららしいですね。

まあ、このルートで詳しい事を知ると尚更、辰義の父親は、ねえ……。

主人公を現代へと送った後、彼は人型を取り、吉乃の想い人である清次郎を助けていくと決めたようですね。

それで、人型だったらしいですが。

 

主人公が倉間に「好き」と告げるまでは散々和助さんに嫉妬したりしてたのに、いざ告げられると、引くんだよ。

ずるいんだよ、色々と!

で、自分じゃ幸せに出来ないから、和助さんとか桂さんとか、と別の男を推薦したりする。

まあ、自分が人間じゃないってのがあるからだった訳だけど。

千年間は同じ姿らしいですね、どうやら。

だから、主人公が年をとっても、倉間の姿はずっと変わらない訳で。

ああ、うん、それは嫌だなあ……。

それでもいいと言う主人公は、強いですね、ホント。

 

で、このルートでは意外な方が亡くなります。

まさか、清次郎さんが……。

あれには吃驚したし、泣けたよ、流石に。

親子のああいうシーンってのはなあ、どうしても、ね。

 

それと、このルートだと万珠屋の皆の絆ってのが見えていいなと思いました。

万珠屋が火事になるんですよ、主人公が居ない間に。

で、倉間が時を戻して火事を防ぐ訳ですが、そのシーンが好きですね。

 

そして何というか、今まで他キャラルートで、主人公の願いを叶えて消えてきたじゃないですか、倉間。

だから、彼の「願って」という言葉には、駄目だって! と思ってしまいましたね。

いやだって、消えるだろ?

宝良のルートを見る限り、力を使わなくてももうそれ程時間は残されてない感じだしさ。

エンドは三種類。

 

[ベストエンド]

清次郎さんが捕えられて、清次郎さんに会いに行きます。

一時間だけ倉間が時を止め、その間に牢の中を探し、清次郎さんに会います。

最期の別れを済ませ外に出た途端、倉間が苦しみ、力を使う事で倉間に負担がかかる事が分かります。

万珠屋が火事になっていることに気付き急ぎ戻ります。

二人が戻った時にはすでに、万珠屋は完全に燃えていて……倉間が時を戻すという訳です。

ここまでは各エンド共通ですね。

万珠屋も倉間も助かる道を、と主人公が言い、4時間だけ時を戻す事にし、和助さんに万珠屋が火事になると伝え、万珠屋の皆で、放火犯を捕まえる訳です。

倉間の力の限界まで時を戻さなかったにも関わらず、彼はかなり弱り神社から離れられなくなってしまう訳ですね。

で……君と想いを交わせて幸せだっただのと、過去形で言い始める訳ですよ。

ちょっと待て、私、ベストエンドルート入ったよな? と思いながら進めまして……。

そして――え? となりました。

神社から離れられないからもう主人公を護れないからと、倉間は強引に主人公を現代へと帰すんですよ。

で、倉間は……黒い痣に飲み込まれてしまう訳で。

ここで、エンドロールが。

え? ですよ。もう!

ちょっと待って、好感度が上がる選択肢を全部選んだはず、それは音とアイキャッチで確認してる。

となると、パラ上げ失敗した? と思いましたね。

総評で書きますが、主人公にはパラメータが設定されてまして、攻略キャラごとに、どのパラメータが必要か決まってまして。

まあ結局ベストエンドだった訳ですが。

ベストエンドでも消えそうだな倉間と思ってたんだよな……。

主人公は自分が江戸に居たと言う痕跡を必死に探すわけですが見つけられず、そんな時に神社に倉間と一緒に櫛を埋めた事を思い出す訳です。

で、堀に行きまして――掘り起し、確かに自分が江戸に居たと確信し。

そこに、倉間が来るわけですよ。

どうやら、神使の勤めが終わったらしく(だから消えた訳じゃなかったらしい)生まれ変わった、らしいですよ。

何故現代に? という疑問が残りますが、まあいいか。

消えたと思ったからねえ……、ちゃんとハッピーエンドで良かったというのが一番の感想でした。

 

[ノーマルエンド]

万珠屋を救う事より倉間を優先します。

万珠屋は燃えてしまい、けれどそこに居た人達はどうにか助かったようですね。

倉間の命が尽きる直前の話が展開されます。

清次郎に会いに行く時に時を止めたんですが、その時主人公の時が止まらないように倉間が念を込めた簪を渡してるんですね。

その蒔絵を倉間が描いたらしいんですが。

その時に、どうやら何よりも自分を優先するようにというような、呪いともいえる念を無意識にこめてしまったらしいんですね。

で、主人公は大切な万珠屋を見捨て、倉間を選んだ訳です。

倉間が選ばせてしまった訳ですね。

もう声を出すことも出来ず、動くことも出来ない状態の中、僕を選ばせてしまってごめんね、と思ったところで終わってる訳です。

何というか、場面的に倉間はこの後、もう……とい状態でした。

生きてないんだろうな……。

これはノーマルエンドなの? と思いましたよ。

バッドエンドでもいいんじゃないのか、と。

だってさ、倉間が居なくなったら主人公は呪いとも言える念から解き放たれて、自分の選択を後悔するだろうってのは容易に想像出来るんですよね。

あの主人公が万珠屋を見捨てるなんて、あり得ませんから。

 

[バッドエンド]

万珠屋の火事の場面で、倉間の力の限界まで時を戻すことにし、けれど、何故か時を戻すことが出来なくて、倉間はもう限界で。

最期の力を振り絞って、無理やり主人公を現代へと帰します。

現代へと帰った主人公は、江戸での全てを忘れてしまってました。

大切に持っていた母親の形見の簪さえ、それが自分のものだって事さえも忘れてしまってるんですよね。

なのに、空虚感だけはあって。

私はこのバッドエンドが一番嫌だなあと思った。

まだ、辰義のバッドエンドの方がいい。

だって、何もかも忘れてけれど、心に穴が開いたような状態のまま生きていくくらいなら、死んだ方がまだいい気がするから。

ああうん、バッドエンドだなと思いましたよ。

というか、倉間のエンドって、ベスト以外どっちも、ねえ。

 

さてと、これでフルコンプかと思ったら、どうやら共通バッドエンドというのがあるらしい。

頑張って回収しに行ってきます!

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