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オーディンスフィアレイヴスラシル@メルセデス

評価:★★★★☆

 

■メルセデス(CV:能登麻美子)

公式サイトより転載

<ストーリー:妖精の国の物語>

今は昔、遠い遠い星明りの森に 花のような女王に守られて

妖精たちが暮らしていた 儚く消える幻のように

<アクション>

自在に空を踊る小さな体。

幼き姫は王国を守るため、母の形見となった「サイファー」の石弓を取る。

彼女の勇気は魔弾となって、外すことなく敵を射抜く。

 

以下ネタバレありのため続きから

妖精の国の女王の娘です。

物語の初めの方は、世間知らずなちょっとわがままな姫です。

妖精の国は、コルドロンを巡ってオーダインのラグナネイブルと戦争をしています。

物語開始時、コルドロンを手にしているのは妖精の国です。

コルドロンは、元々はバレンタインのもので、フォゾンというエネルギーを生み出すものです。

フォゾンは、得るものに力を与え、木々に豊穣を与えるため森と共に暮らす妖精たちにとってはなくてはならないもの。

サイファーはフォゾンを吸収しより強くなるもので、そのためオーダインもコルドロンを欲している。

そのコルドロンを巡る戦いによって、妖精国の女王は命を落とします。

妖精には普段名乗っている名の他に真の名があって、死の際には大地に名を返します。

この真の名というのがのちのち重要になってきます。

女王が命を落としたことにより、まだ幼いメルセデスが女王になります。

ですが、幼いということもあり、彼女が女王となるのを不安に思う者も多く、そこをつかれメルセデスの母親の甥であるメルヴィンが実質的に妖精国の王のような立場になっていく。

メルセデスは全く実権のない、おかざりの女王となる。

そして最終的にはメルヴィンの反逆により女王の立場を追われる。

メルセデスについてきてくれる僅かな者達と妖精国の女王の立場を取り戻すため奮闘することになる。

その過程で、カエルに姿を変えさせられたイングヴェイと出会い、彼の言葉を切っ掛けにメルセデスは幼いながらも立派な女王となっていく。

そんな、メルセデスの成長物語です。

最終的には、妖精の国を取り戻し、ラグナネイブルに勝利しオーダインを退ける。

そしてメルセデスのお陰でイングヴェイは人間へと戻ります。

人間に戻ったイングヴェイは、引き留めるメルセデスを振り切り自分がしなければならない事のために去ります。

イングヴェイへの想いを告げられないまま、また会えるというイングヴェイの言葉を信じ、二人は別れます。

二人がもう一度会えるのは……。

終焉の物語で戦う相手によっては最期に言葉を交わせますが、正しいエンディングでは、二人が会えるのはイングヴェイは命が尽きるまであと僅かで、メルセデスは息絶えた後、の状態です。 なので、言葉を交わすことは、出来ません。会えることは会えますが……。
正しいルートではないエンディングでは、メルセデスが息絶える直前にこちらも命尽きるまであと僅かなイングヴェイが駆けつけます。最期に想いを告げて、メルセデスは息絶えます。イングヴェイも自分の想いに気づきますが、彼は目的の為に色々やってきてますから、純粋な彼女の想いには応えられない、と。そんな切ない物語です。

 メルセデスは5人の主人公の中で唯一、死ぬキャラクターです。

というか彼女の場合そうでなくては意味がないので仕方ないのですが。

その辺りは終焉で語ります。

分かったときは、もうなんといえばいいですかね、驚いたというか感動したというか、そんな感じです。

5人の主人公の中で一番成長したキャラクターでしょうね、メルセデスは。

コルネリウスも成長しましたが、やはり一番はメルセデスでしょうね。

世間知らずのわがまま姫が、立派な女王になるんですから。

そして、この妖精の国の属している剣士が、オズワルドだったりします。

まあオズワルドは妖精の国に属しているというより、自分を育ててくれたメルヴィンのために動いているだけなんですけどね。

 

終焉に、コルドロンが関わってくるんですが、なんというかコルドロンを巡る思惑も、ね。

妖精の国にとっては、死活問題ですしね。

フォゾンがなければ木々が育たない。木々がなければ妖精は生きていけない。

とは言え、オーダインにもまた、思惑があったりします。

でもやっぱり、コルドロンは妖精の国にあるのが一番いいような気はしましたけどね。

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